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外為サマリー:一時1ドル134円50銭台に上昇、時間外の米金利上昇が支援材料

配信日時:2022/06/09 10:26 配信元:MINKABU
 9日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=134円28銭前後と前日の午後5時時点に比べて70銭程度のドル高・円安となっている。  8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=134円25銭前後と前日に比べ1円60銭強のドル高・円安で取引を終えた。日米金融政策の方向性の違いを背景としたドル高・円安が続き、一時134円47銭まで上伸した。  この流れを引き継いだ東京市場は、午前9時ごろに134円55銭と2002年2月以来20年4カ月ぶりの水準をつける場面があった。日銀の黒田総裁が8日に行われた英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)主催のイベントで「為替レートは日銀の政策目標ではない」と述べたことや、10日に発表される5月の米消費者物価指数(CPI)がインフレの高止まりを示すとの見方などから時間外取引の米長期金利が上昇していることでドル買い・円売りが入りやすくなっているようだ。一方、欧州中央銀行(ECB)が金融政策の正常化を加速するとの観測などからユーロも強い動きとなっている。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0712ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0020ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=143円84銭前後と同1円10銭弱のユーロ高・円安で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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