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午後:債券サマリー 先物は小反発、朝方の買い一巡後は伸び悩む

配信日時:2022/06/08 15:39 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月6月限は小幅ながら3営業日ぶりに反発。前日の米債券高(金利は低下)が支援材料となったが、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。  7日の米長期金利は未明に一時3.06%と約1カ月ぶりの水準まで上昇したものの、その後は持ち高調整の動きなどから低下。これを受けた東京市場の債券先物は、前日まで下落していた反動もあって買い戻しが先行した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締めを続けるとの見方から米金利の先高観は根強く、寄り付きで前日比17銭高の149円68銭をつけたあとは伸び悩み。円安の進行を手掛かりに日経平均株価が続伸したことも安全資産とされる債券の重荷となった。この日に実施された日銀の国債買いオペ結果は、「残存期間10年超25年以下」の応札倍率が2.98倍(前回は4.27倍)となるなど総じて好需給を示す内容となったが、9日の欧州中央銀行(ECB)理事会や10日の米5月消費者物価指数(CPI)の発表を控えて模様眺めムードが広がりやすく相場の反応は限定的。こうしたなか、時間外取引で米長期金利が再び3%台を回復すると国内債にも売りが出て、午後には149円53銭まで押される場面があった。  先物6月限の終値は前日比4銭高の149円55銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前回取引が成立した6日に比べて横ばいの0.240%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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