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午後:債券サマリー 先物は続落、米金利上昇を受け売り優勢

配信日時:2022/06/07 15:36 配信元:MINKABU
 7日の債券市場で、先物中心限月6月限は続落。米長期金利の上昇が続いていることが国内債に影響し、寄り付きから売りが優勢だった。  前週末3日に発表された5月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締めを続けるとの見方が強まっているほか、今週は米国債の入札が相次ぐこともあって、7日の米長期金利は3.04%と5月11日以来の水準まで上昇。この日の時間外取引でも3%台で推移し、この流れが東京市場に波及した。日銀の黒田総裁はこの日の参院財政金融委員会で「現在の強力な金融緩和を粘り強く継続して経済活動をしっかりサポートすることで、企業収益や雇用、賃金が改善するなかで物価が緩やかに上昇する好循環を目指す」などと述べたが、相場の反応は限定的だった。なお、きょうは財務省による30年債入札が実施され、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は13銭と前回(5月12日)の24銭から縮小し、応札倍率は3.11倍と前回の3.08倍をやや上回った。  先物6月限の終値は前日比19銭安の149円51銭となった。現物債市場で新発10年債の取引は、午後3時時点で成立していない。 出所:MINKABU PRESS

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