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午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利0.230%に低下

配信日時:2022/06/03 15:58 配信元:MINKABU
 3日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。模様眺めムードが広がるなか方向感に乏しい展開が続いていたものの、午後には149円90銭まで上伸する場面があった。  債券先物は小高くスタート。米民間雇用サービス会社ADPが2日に発表した5月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)が前月比12万8000人増と市場予想(30万人程度の増加)を大幅に下回ったことから、日本時間3日夜に発表される5月の米雇用統計が弱めの結果になるとの見方が国内債の買いにつながったようだ。時間外取引で米長期金利が2.9%台で高止まりしていることから午前は上値の重さも目立ったが、午後に入ると重要イベントを前にした持ち高調整に伴う買いに押し上げられるかたちで上げ幅を広げた。なお、この日は日銀の国債買いオペが実施され、応札倍率は「残存期間1年以下」が4.11倍(前回は3.82倍)、「同1年超3年以下」が2.47倍(同1.92倍)、「同3年超5年以下」が2.23倍(同2.28倍)、「同25年超」が3.22倍(同4.38倍)だった。  先物6月限の終値は前日比17銭高の149円86銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.230%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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