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午後:債券サマリー 先物は反落、10年債入札結果の反応限定的

配信日時:2022/06/02 15:49 配信元:MINKABU
 2日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落。この日に実施された10年債入札では一定の需要が示されたが、米金利の先高観を背景とした売りが優勢だった。  1日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した5月の製造業景況感指数が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締めを続けるとの見方が強まるなか、同日の米長期金利が一時2.95%まで上昇したことが国内債に影響した。この日の時間外取引では米長期金利の上昇が一服したものの、米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁や米セントルイス連銀のブラード総裁が1日にタカ派的な発言をしていたこともあって米金利の先高観は根強いといった様子だった。今晩に米雇用統計の前哨戦となる米5月ADP雇用統計をはじめ重要経済指標の発表が予定されていることも動きにくさにつながり、債券先物は軟調に推移した。なお、10年債入札の結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が2銭と前回(5月10日)の3銭から縮小し、応札倍率は4.86倍と前回の5.74倍を下回った。  先物6月限の終値は前日比7銭安の149円69銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、一時0.240%に上昇したが、その後は0.235%(前日比横ばい)で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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