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午後:債券サマリー 先物は小反落、長期金利0.225%で横ばい

配信日時:2022/05/30 15:32 配信元:MINKABU
 30日の債券市場で、先物中心限月6月限は小反落。寄り付き直後には150円01銭まで上伸する場面があったものの、日経平均株価の上昇が重荷となりマイナス圏に沈んだ。  前週末27日に発表された4月の個人消費支出(PCE)物価指数で、変動の大きいエネルギー・食品を除くコア指数の上昇率が前年同月比で4.9%と3月の5.2%から低下したことを受け、米インフレ加速への過度な警戒感が和らいでいることが朝方の買いにつながったもよう。ただ、同日の米長期債相場がほぼ横ばいで取引を終えたことから国内債を積極的に買い上げる動きは乏しく、日経平均株価が大きく上昇したことが影響するかたちで下げに転じた。また、今晩は米国がメモリアルデーの祝日で休場となるほか、今週は6月3日の米5月雇用統計をはじめ重要な米経済指標の発表が相次ぐことで、模様眺めムードが広がりやすかったことも上値の重さにつながった。なお、きょうは日銀の国債買いオペが実施され、応札倍率は「残存期間3年超5年以下」が2.28倍(前回は2.45倍)、「同5年超10年以下」が2.67倍(同1.95倍)、「同25年超」が4.38倍(同5.00倍)となったが相場の反応は限定的だった。  先物6月限の終値は前週末比4銭安の149円91銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末に比べ横ばいの0.225%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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