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午後:債券サマリー 先物は小反発、長期金利0.225%と小幅低下

配信日時:2022/05/27 15:56 配信元:MINKABU
 27日の債券市場で、先物中心限月6月限は小反発。前日午後に売り圧力が強まった流れを引き継いで始まったが、下値では買い意欲が強く切り返した。  債券先物は朝方に一時149円80銭まで軟化したが、その後は買い戻される展開となった。この日の時間外取引でNYダウ先物が軟調だったほか、米長期金利の上昇が一服したことが国内債の買い手掛かりとなったもよう。また、日銀が現行の金融緩和政策を続けるとの見方が根強いことも投資家心理を下支えしたようで、黒田総裁が26日の衆院予算委員会で「金融市場の安定を確保しつつ緩和政策からの出口戦略を遂行することは可能」と発言したことに対する反応は特にみられなかった。ただ、日経平均株価が反発したことが重荷となり、債券先物は150円台を回復するまでには至らず。今晩に4月の米個人消費支出(PCE)デフレーターの発表を控えていることや、週明け30日の米市場がメモリアルデーの祝日で休場となることから模様眺めムードが広がりやすかったことも上値の重さにつながった。  先物6月限の終値は前日比4銭高の149円95銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.225%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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