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午後:債券サマリー 先物は反落、一時プラス圏に浮上するも買い続かず

配信日時:2022/05/16 15:40 配信元:MINKABU
 16日の債券市場で、先物中心限月6月限は5営業日ぶりに反落。朝方の売りが一巡したあとは買われる場面もあったが、全般的に模様眺めムードが強く上値は重かった。  前週末の米長期債相場が反落(金利は上昇)したことが影響し、債券先物は売り優勢でスタートした。ただ、日銀の黒田総裁が13日の衆議院・財務金融委員会で「金融緩和を続けていく」姿勢を改めて強調したことなどから下値を売り込む動きは目立たず、その後は押し目買いが流入しプラス圏に浮上。午後には10年物価連動債の入札を無難に通過した安心感から、149円58銭まで上伸する場面があった。とはいえ、今週は17日の米4月小売売上高をはじめ重要な経済指標の発表が相次ぐほか、今晩にウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁が討議に参加するなど米連邦準備理事会(FRB)高官の発言機会が多く予定されており、積極的には持ち高を一方向に傾けにくいとあって引けにかけて再び軟化した。なお、10年物価連動債の入札結果は、応札倍率が3.62倍(前回は4.20倍)だった。  先物6月限の終値は前週末比4銭安の149円48銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末と比べ横ばいの0.240%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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