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米外為市場サマリー:労働市場の逼迫が意識され一時130円70銭台まで上昇

配信日時:2022/05/09 07:42 配信元:MINKABU
 6日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=130円56銭前後と前日に比べて35銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=137円71銭前後と同45銭程度のユーロ高・円安だった。  この日に米労働省が発表した4月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比42万8000人の増加(市場予想は39万1000人程度の増加)となった一方、失業率は3.6%(同3.5%程度)、平均時給は前年同月比5.5%の上昇(同5.5%程度の上昇)となった。これを受けてドル円相場は一時130円10銭台に軟化する場面もあったが、すぐに切り返し130円70銭台に上昇。労働市場の逼迫によるインフレ懸念から米長期金利が上昇したことがドルの買い手掛かりとなった。ただ、来週11日に発表される米4月消費者物価指数(CPI)などを見極めたいとして東京市場でつけた130円81銭を上回ることは出来ず。フランス中銀のビルロワドガロー総裁など欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーから早期利上げを支持する発言が相次ぎ、これを背景としたユーロ買い・ドル売りがドル円相場に波及したことも重荷となった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0551ドル前後と前日に比べて0.0010ドル弱のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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