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午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利0.225%に上昇

配信日時:2022/05/02 15:35 配信元:MINKABU
 2日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落。米経済指標でインフレ圧力の強さが示されたことを背景に、米長期金利が上昇していることが国内債に影響した。  前週末4月29日に発表された3月の米個人消費支出(PCE)デフレーターの上昇率が前年同月比6.6%と前月の6.3%から加速したことを受け、同日の米債券市場では米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを加速するとの見方が継続。米長期金利は2.9%台に上昇し、この流れが東京市場に波及するかたちで債券先物に売りが先行した。日銀は前週の金融政策決定会合で10年物国債を0.25%の利回りで無制限に買い入れる「指し値オペ」を毎営業日で実施することを決め、国内金利の上昇を抑制する姿勢を鮮明にしたが、米金利の先高観が根強いなかでは押し目買いの動きは限定的。3~4日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて持ち高調整の売りが出やすいこともあり、債券先物は午後に149円25銭まで軟化する場面があった。  先物6月限の終値は4月28日に比べて25銭安の149円37銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、同0.010%上昇の0.225%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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