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午後:債券サマリー 先物は反発、日銀会合の結果発表後に買い流入

配信日時:2022/04/28 15:38 配信元:MINKABU
 28日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。前場は方向感に欠ける展開だったが、午後は日銀が国内金利の抑制姿勢を改めて強く打ち出したことが買い手掛かりとなった。  日銀は正午過ぎに金融政策決定会合の結果を発表し、現行の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)付き量的・質的金融緩和の継続が賛成多数で決まった。一方で、10年物国債を0.25%の利回りで無制限に買い入れる「指し値オペ」を、明らかに応札が見込まれない場合を除き、毎営業日で実施すると発表し、これが債券市場にとってポジティブサプライズとなった。また、一部で警戒されていた金融政策の先行き指針(フォワードガイダンス)の変更がなく、政策変更の思惑が後退したことも買い安心感につながり、債券先物は午後に149円70銭台まで上伸する場面があった。ただ、きょうの夕方に予定されている黒田日銀総裁の会見や、5月3~4日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとして、買い一巡後はやや上値が重くなった。  先物6月限の終値は前日比31銭高の149円62銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.025%低下の0.215%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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