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午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利0.245%で横ばい

配信日時:2022/04/22 16:13 配信元:MINKABU
 22日の債券市場で、先物中心限月6月限は反落。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のタカ派発言などを背景とした米長期金利の上昇が国内債に影響した。  パウエルFRB議長は21日に行われた国際通貨基金(IMF)主催の討議で「(5月に予定する次回会合で)通常の倍の0.5%の利上げを検討する」と発言したことで、FRBが金融引き締めペースを加速するとの観測が一段と強まっている。米長期金利が上昇基調にあることから国内金利にも上昇圧力がかかりやすく、債券先物は寄り付き直後に149円02銭まで軟化する場面があった。日銀が前日から固定利回りで無制限に国債を買い入れる「指し値オペ」を実施していることが一定の下支えとなっているものの、米金利の先高観が根強いとあって積極的な買いは入りにくかった。午後に一部で「21日に米ワシントンで行われた日米財務相会談で、協調介入についての議論があった」と報じられ、時間外取引の米長期金利が低下に転じたことをきっかけに債券先物が持ち直す場面もあったが、今晩に予定される黒田日銀総裁の米コロンビア大での講演内容を見極めたいとして買いは続かなかった。  先物6月限の終値は前日比6銭安の149円09銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べ横ばいの0.245%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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