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トルコリラ円は、ウクライナ情勢とトルコのインフレ率に影響を受けよう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

配信日時:2022/04/11 09:59 配信元:FISCO
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、トルコリラ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、今週のトルコリラ円について『ロシア・ウクライナ情勢とトルコのインフレ率に影響を受けよう』と述べています。

続けて、『ウクライナ停戦交渉を仲介するトルコのチャブシオール外相は29日、イスタンブールで同日行われたロシアとウクライナの代表団による対面での4回目の協議で「2月28日の交渉開始以来、最も重要な進展が見られた」と表明し、今回の協議を通じ「幾つかの問題で歩み寄りが実現した」と評価する一方、「難しい問題は高いレベルで扱うことになる」と指摘した』と伝えています。

今後の交渉については、『まず双方の外相が相互理解を深め、その上で大統領同士が会うことも視野に入ると述べ、ハイレベルでの会談実現を模索する姿勢を示した』と伝え、『2日のトルコメディアは、ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領による首脳会談が、トルコのイスタンブールで開かれる可能性があると報じた。これが実現し、停戦へと至れば、トルコの国際的な評価は一段と高まり、リラ買いが強まる可能性があろう』と述べています。

次に、『トルコ中央銀行の政策はインフレ抑制に寄与していないことが判明した。ウクライナ戦争で事態が一層悪化しており、トルコ中銀が目標とする前年比5%はほぼ不可能に近い。にもかかわらず、政策金利は14.0%が維持されている』と言及しています。

また、『S&Pグローバル・レーティングは1日、トルコの長期自国通貨建て債務格付けを引き下げた。長期外貨建て債務格付けは据え置いた。格付け見通しは引き続き「ネガティブ(弱含み)」とした。同社は発表資料で、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格高騰がトルコの国際収支を一段と悪化させるほか、インフレを高進させる見通しだとして、トルコの長期自国通貨建て債務格付けを従来の「BB-」から「B+」に1段階引き下げたと説明した。「B+」は投資適格級を4段階下回る水準。長期外貨建て債務格付けは「B+」に据え置いた』と解説しています。

こうしたことから、陳さんは、トルコリラ円の今週のレンジについて、『7.00円~9.00円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の4月6日付「トルコリラ円今週の予想(4月5日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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