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午後:債券サマリー 先物は小幅続伸、米金利の先高観から上値追いには慎重姿勢

配信日時:2022/04/08 15:33 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月6月限は小幅続伸。朝方の売りが一巡したあとは上げに転じたものの、米金利の先高観は根強く上値追いには慎重さが感じられた。  債券先物は前日比10銭安の149円37銭と反落してスタート。7日に発表された米新規失業保険申請件数(前週分)が53年半ぶりの低水準となったことで労働需給の逼迫が意識され、米連邦準備理事会(FRB)が積極的に金融引き締めを進めるとの見方が一段と強まるなか、同日の米長期金利が一時2.67%と19年3月以来の水準まで上昇したことが国内債に影響した。ただ、日銀が国内金利の上昇を抑制する姿勢をみせていることから下値は売り込みにくく、反発して始まった日経平均株価が軟化すると債券先物に買いが流入しプラス圏に浮上。午後には日銀の国債買いオペで好需給が示されたことを手掛かりに、149円57銭まで上伸する場面があった。とはいえ、時間外取引で一服していた米長期金利が上昇に転じると国内債の上値が重くなった。なお、日銀オペの結果は「残存期間1年超3年以下」の応札倍率が2.62倍(前回は3.02倍)、「同3年超5年以下」は1.90倍(同2.64倍)、「同5年超10年以下」が1.86倍(同2.08倍)となった。  先物6月限の終値は前日比2銭高の149円49銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.225%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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