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午後:債券サマリー 先物は続伸、流動性入札を波乱なく通過し安心感広がる

配信日時:2025/07/17 15:31 配信元:MINKABU
 17日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸。午前は軟調な展開だったが、流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)を波乱なく通過すると買い安心感が広がった。  20日投開票の参院選の結果次第では拡張的な財政政策に傾くとの警戒感から売りが出やすく、債券先物は前日と同値で寄り付いたあと軟化した。16日の米長期債相場は経済指標でインフレ鈍化が示されたことを手掛かりに反発(金利は低下)したが、トランプ米大統領がパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の解任に言及したとの一部報道で米債が売られる場面があったことから円債相場を押し上げる材料には至らず。この日の時間外取引で米長期金利が上昇したことが重荷となった。ただ、午後に入ると財務省が実施した流動性供給入札が順調に消化されたことを受けて買いが流入。応札倍率は3.51倍(前回は2.37倍)と一定の需要が確認できたことで、先物は引け間際に一時138円09銭まで上伸した。とはいえ、参院選を控えて新規のポジションは取りにくいことから上値の重さは否めなかった。  先物9月限の終値は、前日比9銭高の138円05銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日に比べて0.015%低い1.555%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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