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午後:債券サマリー 先物は反発、リスクオフ地合いで買い優勢

配信日時:2022/04/07 15:21 配信元:MINKABU
 7日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。日経平均株価が大幅続落となるなど投資家のリスク回避姿勢が強まるなか、安全資産とされる債券は買いが優勢だった。  米国時間6日(日本時間7日未明)に公表された3月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、量的引き締め(QT)と呼ばれる資産圧縮について「月に950億ドルを上限として縮小することで概ね合意した」ことが明らかとなった。ただ、このところ米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派発言が相次いでいたことで、東京市場では想定の範囲内と受け止める向きが多かった。一方で、FRBによる金融引き締めの加速が米景気に与える影響が警戒されているほか、新型コロナウイルスの感染が拡大している中国経済の減速が懸念されていることが株安・債券高につながった。この日に財務省が実施した30年債入札の結果で、応札倍率が3.05倍(前回は3.12倍)と一定の需要が確認できたことも安心感を誘い、債券先物は午後に149円50銭まで上伸する場面があった。  先物6月限の終値は前日比22銭高の149円47銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.230%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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