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7日の株式相場見通し=続落、欧米株安受け下値模索続く

配信日時:2022/04/07 07:59 配信元:MINKABU
 7日の東京株式市場は、主力株をはじめ幅広くリスクを回避する動きが優勢となり、日経平均株価は続落となりそうだ。前日の欧州株市場がほぼ全面安商状となり、フランスやイタリアの主要株価指数が2%を超える下げとなったほか、ドイツも2%近い下落と地合いの悪さが際立った。また、米国株市場でもFOMCの議事要旨発表を受け、インフレ抑制に向けFRBのタカ派姿勢が一段と強まっていることが確認され、ハイテク株などが大きく売り込まれる展開となった。米長期金利は3年ぶりの高水準に浮上したことが嫌気され、ナスダック総合株価指数の下落率は2%を超えている。これを受け、東京市場でも半導体関連など主力ハイテク株への売り圧力が引き続き意識される可能性が高い。ただ、日米金利差拡大を背景に外国為替市場では1ドル=123円台後半の推移とドル高・円安トレンドにあり、これは輸出セクターにとって株価下支え材料となる。日経平均は2万7000円大台攻防となるケースも考えられるが、米株価指数先物を横目に売り一巡後は下げ渋る公算もある。  6日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比144ドル67セント安の3万4496ドル51セントと続落。ナスダック総合株価指数は同315.351ポイント安の1万3888.817だった。  日程面では、きょうは3月上中旬の貿易統計、2月の景気動向指数(速報値)、3月のオフィス空室率、30年物国債の入札など。また、スタンダード市場にエフビー介護サービス<9220.T>が新規上場する。海外では2月の豪貿易収支、2月の米消費者信用残高など。 出所:MINKABU PRESS

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