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<動意株・10日>(前引け)=藤コンポ、メドレックス、ANAP

配信日時:2022/03/10 11:34 配信元:MINKABU
 藤倉コンポジット<5121.T>=戻り足強める。株価は新株予約権発行に伴う潜在的な売り圧力が嫌気される一方、全般相場の波乱に巻き込まれる形で2月中旬以降下値模索の動きを強めていた。今週8日にはザラ場614円まで売り込まれる場面があった。ただ、業績は好調で北米向けゴルフシャフトが高水準な伸びをみせているほか、自動車向け産業用資材も収益に貢献している。22年3月期業績は営業利益段階で前期比3.5倍の41億円予想と急拡大を見込み、PER4倍台、PBR0.5倍台と超割安。配当利回りも4%近い水準と高くファンダメンタルズ面との比較では水準訂正余地が大きい。東証の市場再編ではプライム市場を選択、現時点では流通時価総額100億円の上場基準に満たないが、会社側では経営努力によって基準クリアに取り組む姿勢をみせており、株価面でもプラスの思惑につながる。  メドレックス<4586.T>=急動意。9日の取引終了後、出願中の「マイクロニードル貼付剤」について、米国特許商標庁から特許査定の通知があったと発表しており、これを好感した買いが流入している。同特許は、マイクロニードルの皮膚への固定性を高める技術に関するもので、同社のマイクロニードル技術の特徴である簡便で確実な投与を実現するための基本技術の一つ。米国のほか日本においても出願・審査中という。なお、同件が22年12月期業績へ与える影響はないとしている。  ANAP<3189.T>=7日ぶり急反発。9日の取引終了後、スタートアップ企業のSuishow(東京都武蔵野市)とメタバース領域で業務提携すると発表しており、これを好感する買いが入っている。同社の女性向けデザイン・ブランド力とSuishowが保有するメタバース構築・ブロックチェーン技術によって、次世代のファッション事業創出を目指すという。今後、メタバース領域における新規サービス開発とファッションブランドのメタバース新規参入支援サービスを進めていく方針としている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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