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JPX金、強気優勢で昨年の高値越えの可能性大 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

配信日時:2022/01/21 17:51 配信元:FISCO
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『JPX金、強気優勢で昨年の高値越えの可能性大』と述べています。

続けて、『年明けから発表された米経済指標は、やや失望する内容のものが多かった。12月米雇用統計は、景気動向を敏感に反映する非農業部門就業者数が市場予想を大幅に下回った。11日に行われたパウエルFRB議長が出席した上院での再任承認公聴会では、「一層多くの利上げを実施する」と明言したが、タイミングや回数については未定としたほか、バランスシートの縮小についても今後協議を重ねるとして詳細を明らかにしなかった』と伝え、『昨年12月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.0%上昇と伸びは前月の6.8%上昇から加速し、1982年6月以来39年半ぶりの高水準となったが、予想通りの結果だった。昨年12月米小売売上高は、前月比1.9%減少と、5カ月ぶりのマイナスとなった』と解説しています。

陳さんは、『強弱まちまちの結果ながら、米経済が堅調に推移する中、FRBがインフレに対処するためゼロ金利政策解除の方針に変更はないと見られたが、より強固なタカ派には残念な結果となったようだ。そのため、ドルが売られ、ドル建て金は割安感から買いが継続した』と分析しています。

次に、『日銀は17~18日に開いた金融政策決定会合で2022年度の物価上昇率見通しを従来の0.9%から1.1%へと引き上げた。資源価格の上昇などを背景に企業が値上げに踏み切る事例が増えてきたことを反映した。日銀は持続的な2.0%の物価上昇目標には時間がかかるとみて、大規模な金融緩和は現状維持を決めた』と伝えています。

一方、『来週26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、3月の利上げについて討議され、タカ派的な会合となりそうだ。米長期金利は1.8%に上昇するなど基調の強さが出ている』と言及しています。

また、『NY原油は世界的な需給引き締まり観測やウクライナや中東情勢をめぐる地政学リスクを背景に86ドル台に上昇している。ロイター/ジェフリーCRB指数は245%に上昇し、過去5年間の最高値を更新した。インフレ懸念が強まっていることから、金は金利上昇というマイナス要因より、インフレヘッジの買いが勝っているようだ』と考察しています。

こうしたことから、陳さんは、金について、『NY金は1800~1850ドルのレンジで推移しよう』とし、『JPX金も上値を目指す展開になりそうだ。昨年の高値6886円(11月17日)をブレイクして7000円の大台に上昇する可能性は高いだろう』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の1月19日付「JPX金、強気優勢で昨年の高値越えの可能性大」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜



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