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午後:債券サマリー 先物は反発、リスク回避目的の買い流入

配信日時:2022/01/21 15:34 配信元:MINKABU
 21日の債券市場で、先物中心限月3月限は反発。投資家がリスク回避姿勢を強めたことで、安全資産とされる債券は堅調な展開となった。  20日の米市場は米連邦準備理事会(FRB)による金融政策の早期引き締め観測を背景とした米景気の減速懸念がくすぶるなか、同日に発表された米経済指標が低調な内容となったことが影響。NYダウなど主要株価指数が下落する一方、米長期相場は続伸(金利は低下)した。東京債券市場は18日の黒田総裁会見をきっかけに日銀の金融政策正常化思惑が後退し、外部環境に反応しやすくなっており、米債券高の流れが国内債に波及。この日の日経平均株価が下げ幅を一時600円超に広げるなど軟調に推移したことも債券相場を押し上げ、午前には債券先物が一時151円09銭まで上伸した。ただ、週末に加えて、来週25~26日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて積極的には上値を追いにくく、午後に入ると上げ一服商状となった。なお、きょうは財務省による流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)が行われ、応札倍率が3.52倍と前回(3.50倍)とほぼ同水準だったことから相場の反応は特にみられなかった。  先物3月限の終値は前日比13銭高の150円97銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%低下の0.130%だった。 出所:MINKABU PRESS

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