寄り付き概況

日経平均は306円高でスタート、ソニーGやアドバンテストなどが上昇

配信日時:2022/01/04 09:34 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;29098.41;+306.70TOPIX;2015.61;+23.28


[寄り付き概況]

 4日の日経平均は306.70円高の29098.41円と3営業日ぶり反発して取引を開始した。
前日3日の米国株式市場でダウ平均は246.76ドル高の36585.06ドル、ナスダックは187.83ポイント高の15832.80で取引を終了した。新型コロナ、オミクロン変異株急拡大にもかかわらず、「流行が短期で収束する」との専門家の見解を受け、経済の強い回復継続期待に寄り付き後、上昇。食品医薬品局(FDA)は製薬会社ファイザー(PFE)の新型コロナウイルスワクチンをめぐり、12-15歳にも追加接種を認める緊急使用許可を出したと発表。オミクロン株流行への対策強化も好感され、終日堅調に推移した。ハイテク株の上昇も後押しし、引けにかけてダウは上げ幅を拡大。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇し、東京市場が休場となる前の昨年12月29日と比べ、ダウ平均が100ドル近く、また、ナスダック総合指数が60ポイントを超す上昇となった流れを引き継いだ。さらに、昨日の海外市場で米長期金利が上昇し、一時昨年11月下旬以来の高水準となったことが金融関連株などの株価の支えとなったことに加え、昨日のフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2%を超す上げとなったことが東京市場の半導体関連株の買い手掛かり要因となった。一方、国内で新型コロナ感染者数が増加しており、また「オミクロン型」の感染も広がっていることから、今後の感染拡大が懸念され、株価の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。今日は12月の財新中国製造業PMIが発表される。

 セクター別では、全業種が値上がり。輸送用機器、精密機器、空運業、その他金融業、鉱業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、三菱UFJ<
8306>、ホンダ<7267>、SUBARU<7270>、武田薬<4502>、HOYA<7741>、日立<6501>、SMC<6273>、オリックス<8591>、JAL<9201>、パナソニック<6752>などが上昇。他方、ファーストリテ<9983>、OLC<4661>、レノバ<9519>などが下落している。

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