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ベイシス Research Memo(1):インフラ業界のDXを推進する独立系の通信エンジニアリング企業
配信日時:2021/12/24 15:21
配信元:FISCO
■要約
ベイシス<4068>は、モバイルエンジニアリングサービスから事業を開始し、電力・ガスといった生活インフラを支えるIoT機器の設置まで事業領域を拡大している企業。インフラテック事業において、「モバイルエンジニアリングサービス」と「IoTエンジニアリングサービス」を手掛けている。独自開発のプロジェクト管理ツール「BLAS(ブラス)」やAI画像認識などのテクノロジーを活用することで、業務プロセスのDX化で現場から戻ったあとの事務または確認作業時間を9割以上削減するほか、業界全体の稼働率・生産性向上を支援する。
1. 2022年6月期第1四半期の業績概要
2022年6月期第1四半期(2021年7-9月)の売上高は1,502百万円、営業利益151百万円、経常利益149百万円、四半期純利益96百万円となった。2021年6月期第1四半期については四半期財務諸表を作成していないため、2021年6月期第1四半期の数値及び2022年6月期第1四半期の対前年同期比増減率については記載していない。ただし、会社側が公表している参考値を基にした増減率では、売上高が前年同期比60.5%増、営業利益は同249.9%増、経常利益は同244.4%増、四半期純利益は同225.2%増と売上高及び各利益において非常に高い伸びとなっており、計画を上回る進捗だ。
2. 2022年6月期の業績見通し
2022年6月期の業績予想については、売上高5,941百万円(前期比21.4%増)、営業利益445百万円(同16.2%増)、経常利益439百万円(同19.9%増)、当期純利益277百万円(同16.2%増)を見込んでおり、期初計画を据え置いている。通期計画に対し売上高、営業利益ともに順調に進捗しており、第1四半期営業利益の進捗率は33.9%となる。売上総利益については、原価の見直し及び最適化を行い、計画よりも改善。足元でのキャリア各社による5G投資の動きやガス業界によるスマートメーターの旺盛な切り替え需要を勘案すると、やや保守的な計画であると弊社では考えている。
3. 今後の成長戦略
成長ドライバーとしては、事業領域の拡大先としてIoTを第2の柱に挙げている。今後、多種多様な業界に広がり、急成長が予測されるIoTインフラビジネスを拡大することで、事業の第2の柱を作る計画である。5Gの拡大、通信技術のさらなる高度化によって、生活インフラ分野や環境、エネルギー、モビリティ、農業・畜産分野など、事業領域は拡大していくことになろう。また、各種IoT機器は、設置後一定の期間で交換の必要が生じるため、毎年一定の更新需要が発生し、安定・継続的にキャッシュ・フローの創出が期待できると弊社では考えている。
■Key Points
・継続性の高いストックビジネスが売上高の7-8割を占める
・「BLAS」やAI画像認識などのテクノロジーを活用し生産性を高める
・事業環境は良好、事業領域の拡大先としてIoTを第2の柱に挙げる
・通信工事業界のラクスル、ジャパンエレベーターサービスを標榜
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
<SI>
ベイシス<4068>は、モバイルエンジニアリングサービスから事業を開始し、電力・ガスといった生活インフラを支えるIoT機器の設置まで事業領域を拡大している企業。インフラテック事業において、「モバイルエンジニアリングサービス」と「IoTエンジニアリングサービス」を手掛けている。独自開発のプロジェクト管理ツール「BLAS(ブラス)」やAI画像認識などのテクノロジーを活用することで、業務プロセスのDX化で現場から戻ったあとの事務または確認作業時間を9割以上削減するほか、業界全体の稼働率・生産性向上を支援する。
1. 2022年6月期第1四半期の業績概要
2022年6月期第1四半期(2021年7-9月)の売上高は1,502百万円、営業利益151百万円、経常利益149百万円、四半期純利益96百万円となった。2021年6月期第1四半期については四半期財務諸表を作成していないため、2021年6月期第1四半期の数値及び2022年6月期第1四半期の対前年同期比増減率については記載していない。ただし、会社側が公表している参考値を基にした増減率では、売上高が前年同期比60.5%増、営業利益は同249.9%増、経常利益は同244.4%増、四半期純利益は同225.2%増と売上高及び各利益において非常に高い伸びとなっており、計画を上回る進捗だ。
2. 2022年6月期の業績見通し
2022年6月期の業績予想については、売上高5,941百万円(前期比21.4%増)、営業利益445百万円(同16.2%増)、経常利益439百万円(同19.9%増)、当期純利益277百万円(同16.2%増)を見込んでおり、期初計画を据え置いている。通期計画に対し売上高、営業利益ともに順調に進捗しており、第1四半期営業利益の進捗率は33.9%となる。売上総利益については、原価の見直し及び最適化を行い、計画よりも改善。足元でのキャリア各社による5G投資の動きやガス業界によるスマートメーターの旺盛な切り替え需要を勘案すると、やや保守的な計画であると弊社では考えている。
3. 今後の成長戦略
成長ドライバーとしては、事業領域の拡大先としてIoTを第2の柱に挙げている。今後、多種多様な業界に広がり、急成長が予測されるIoTインフラビジネスを拡大することで、事業の第2の柱を作る計画である。5Gの拡大、通信技術のさらなる高度化によって、生活インフラ分野や環境、エネルギー、モビリティ、農業・畜産分野など、事業領域は拡大していくことになろう。また、各種IoT機器は、設置後一定の期間で交換の必要が生じるため、毎年一定の更新需要が発生し、安定・継続的にキャッシュ・フローの創出が期待できると弊社では考えている。
■Key Points
・継続性の高いストックビジネスが売上高の7-8割を占める
・「BLAS」やAI画像認識などのテクノロジーを活用し生産性を高める
・事業環境は良好、事業領域の拡大先としてIoTを第2の柱に挙げる
・通信工事業界のラクスル、ジャパンエレベーターサービスを標榜
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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