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午後:債券サマリー 先物は反発、米債券高が支援材料

配信日時:2021/12/13 15:56 配信元:MINKABU
 13日の債券市場で、先物中心限月3月限は反発。米債券高を手掛かりに買いが先行したものの、今週は日米欧の中央銀行が会合を開くとあって模様眺めムードが強かった。  前週末10日に発表された11月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比で6.8%と39年ぶりの高水準となったが、ほぼ市場予想通りで、前月比では0.8%と市場予想(0.7%程度)をやや下回った。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ前倒し観測につながらなかったことから同日の米長期債相場は続伸(金利は低下)し、この流れが国内債に波及した。ただ、今週は14~15日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれるほか、16日には欧州中央銀行(ECB)理事会、16~17日には日銀金融政策決定会合が予定されているとあって積極的には動きにくく、債券先物は寄り付きで151円99銭をつけたあとはもみ合う展開。この日は財務省による国債入札や日銀の国債買いオペがなく国内独自の手掛かり材料に乏しかったことや、日経平均株価が反発したことも上値の重さにつながった。なお、あす14日は流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)が実施される。  先物3月限の終値は前週末比7銭高の151円97銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.005%低下の0.045%だった。 出所:MINKABU PRESS

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