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外為サマリー:1ドル113円50銭前後で推移、時間外の米10年債利回り低下で上値重い

配信日時:2021/12/08 10:24 配信元:MINKABU
 8日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=113円50銭前後で推移している。前日の午後5時時点に比べて10銭程度のドル安・円高となっているが、時間外取引で米10年債利回りが低下していることを背景に、一時は113円35銭近辺までじり安となる場面もみられ、上値の重さもみられている。  7日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=113円60銭前後と前日比10銭程度のドル高・円安で取引を終えた。新型コロナウイルスのオミクロン株についての懸念の後退が引き続き好感されているほか、中国の流動性促進策も投資家心理を良化させ、一時は113円77銭付近まで上値を伸ばした。  前日の米国市場での株高を引き継ぎ、きょうの東京市場でも日経平均株価は大幅高となっているが、リスクオンのドル買い・円売りの動きは限定的のもよう。時間外取引でNYダウ先物が小幅ながらも下落して推移しているほか、経営危機にある中国不動産大手「中国恒大集団」のドル建て社債の一部で債務不履行(デフォルト)の可能性と報じられ、中国市場の動向も含めて、先行き不透明感が再浮上したことが重石となっているようだ。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1275ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0015ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=128円00銭前後と同30銭弱のユーロ安・円高で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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