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午後:債券サマリー 先物は3日続伸、リスクオフ地合いで買い優勢

配信日時:2021/12/06 15:47 配信元:MINKABU
 6日の債券市場で、先物中心限月12月限は3日続伸。前週末の米市場が株安・債券高とリスクオフ地合いとなったことから、この日の東京市場でも安全資産が選好されやすかった。  3日の米長期債相場は反発し、米長期金利は一時1.33%台と9月下旬以来の水準に低下した。同日に発表された米11月雇用統計で、失業率が4.2%(前月は4.6%)に改善したことを受けて米債が売られる場面もあったが、その後は非農業部門雇用者数の増加幅が前月比21万人増と市場予想(55万人程度の増加)を下回ったことを手掛かりに買いが流入。新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の感染拡大懸念などを背景に、米株式相場が軟化したことも米債券相場を押し上げる一因となった。この流れが東京市場に波及するかたちで債券先物は買い優勢でスタート。日経平均株価が反落したことも支援材料となり、午前には中心限月ベースで約3カ月ぶりとなる152円20銭台に乗せた。この日は財務省による国債入札や日銀の国債買いオペがなく、需給面での材料には乏しかったが、投資家のリスク回避姿勢が続くなか、午後には一時152円26銭まで上伸した。  先物12月限の終値は前週末比14銭高の152円25銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.015%低下の0.035%と約2カ月半ぶりの低水準をつけた。 出所:MINKABU PRESS

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