みんかぶニュース 為替・FX

午後:債券サマリー 先物は反落、米金利上昇が影響

配信日時:2021/12/01 15:58 配信元:MINKABU
 1日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のタカ派的な発言を受け、時間外の米長期金利が上昇したことが影響した。  パウエルFRB議長は11月30日の米上院委員会の議会証言で、量的緩和の縮小(テーパリング)加速を示唆したほか、インフレについて「一時的」との表現を撤回する意向を示した。これを受けて米金融政策の正常化が早まるとの見方から時間外取引の米長期金利は前日の1.4%台前半から1.4%台後半に上昇し、国内債に売りが波及。朝方に一時軟化した日経平均株価が切り返したことも安全資産とされる債券の重荷となった。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン型」の感染拡大への警戒感が残っていることから下値は限定的だったが、今晩に米11月ADP雇用統計や米11月ISM製造業景況感指数の発表を控えているほか、あす2日には財務省による10年債入札が予定されているとあって戻りは鈍かった。  先物12月限の終値は前日比6銭安の151円88銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%上昇の0.065%だった。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ