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米外為市場サマリー:リスク回避で一時112円50銭台まで軟化

配信日時:2021/12/01 07:58 配信元:MINKABU
 11月30日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=113円17銭前後と前日に比べて30銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=128円32銭前後と同10銭強のユーロ高・円安だった。  新型コロナウイルスの変異株「オミクロン型」に対して既存のワクチンや治療薬の効果が薄いとの報道が相次いだことで、感染拡大による世界経済の下押し懸念から投資家のリスク回避姿勢が再び強まった。米調査会社コンファレンス・ボードが発表した11月の消費者信頼感指数や、米シカゴ購買部協会が発表した11月の景気指数が市場予想を下回ったことも重荷となり、一時112円53銭と約1か月半ぶりのドル安・円高水準まで軟化した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が米上院委員会の議会証言で、量的緩和の縮小(テーパリング)加速を示唆したことが伝わると、米長期金利が上昇するとともに日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが流入し、113円70銭近辺まで上伸する場面があった。とはいえ、その後は米長期金利が低下したほか、NYダウなど主要株価指数の下落が影響するかたちで押し戻された。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1338ドル前後と前日に比べて0.0040ドル強のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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