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午後:債券サマリー 先物は続伸、欧米の債券高が支援材料

配信日時:2021/11/05 15:51 配信元:MINKABU
 5日の債券市場で、先物中心限月12月限は4日続伸。米英の中央銀行が相次いでハト派的な姿勢を打ち出したことを受け、前日の海外市場で長期金利が低下した流れを引き継いだ。  パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は3日の記者会見で早期利上げ観測を牽制したほか、イングランド銀行(英中央銀行)は4日に開いた金融政策委員会で市場予想に反して政策金利を据え置いた。これを手掛かりに4日の欧米市場で長期債が買われたことが支援材料となり、東京市場でも債券相場は堅調に推移。佳兆業集団など中国不動産企業の経営問題が再燃したことなどを背景に、日経平均株価が下落したことも安全資産とされる債券相場を押し上げた。今晩に米10月雇用統計の発表を控えてやや上値が重くなる場面もあったが、午後の取引時間終盤には再び買いが流入し、債券先物は一時151円84銭まで上伸した。  先物12月限の終値は前日比23銭高の151円83銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.020%低下の0.055%だった。 出所:MINKABU PRESS

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