注目トピックス 外国株

概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は4日ぶりに反発、連日の下落で値ごろ感が強まり

配信日時:2021/11/02 09:25 配信元:FISCO
【ブラジル】ボベスパ指数 105550.9 +1.98%
1日のブラジル株式市場は5日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比2050.2ポイント高(+1.98%)の105550.9で取引を終了した。103513.6から106135.9まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢となった。また、欧米市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、追加利上げ観測が引き続き懸念材料。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象にまとめた調査では、政策金利であるセリック金利が年末まで現在の7.75%から9.25%に引き上げられるという結果が示された。2022年末には10.25%まで引き上げられると予測され、2ケタの金利予想は初となる。

【ロシア】MOEX指数 4221.49 +1.72%
1日のロシア株式市場は5日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比71.49ポイント高(+1.72%)の4221.49で取引を終了した。4155.24から4224.51まで下落した。

買いが先行した後はあげ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まったほか、原油価格の上昇がウエートの高い資源銘柄の物色手掛かり。また、欧米市場の上昇も買い安心感を与えた。一方、新型コロナウイルス感染の再拡大に伴う各地での行動制限が引き続き懸念材料となった。

【インド】SENSEX指数 60138.46 +1.40%
1日のインドSENSEX指数は4日ぶりに反発。前日比831.53ポイント高(+1.40%)の60138.46、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同258.00ポイント高(+1.46%)の17929.65で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、政府がインフラ投資を強化する方針を示したことが対象セクターの支援材料。政府はこのほど、2024年度までパイプラインの整備に111兆ルピー(約168億円)を投入する方針を示した。また、景気対策への期待なども指数をサポートした。

【中国本土】上海総合指数 3544.48 -0.08%
週明け1日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比2.86ポイント安(-0.08%)の3544.48ポイントと反落している。

中国景気回復のペース鈍化が警戒される流れ。10月31日に公表された10月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.2となり、市場予想(49.7)に反して前月の49.6から低下した。景況判断の分かれ目となる50を前月に続き割り込んでいる。取引時間中に公表された民間集計の製造業PMIが上振れたものの、投資家の不安心理を完全に払しょくするには至らなかった。指数はプラス圏で推移する場面がみられたものの、引けにかけて再びマイナスに転じている。

<FA>

Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.

ニュースカテゴリ