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来週の為替相場見通し=米雇用統計などに注目

配信日時:2021/10/29 17:38 配信元:MINKABU
 来週のドル円相場は、11月5日に発表される米10月雇用統計などが注目されそうだ。予想レンジは1ドル=112円50銭~114円50銭。  まずは11月2~3日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目される。米連邦準備理事会(FRB)は量的緩和の縮小(テーパリング)開始を決める見通しだが、市場では織り込み済みとの見方が多い。こうしたなか、利上げに対する関心が高まっているものの、パウエルFEB議長は10月22日に開かれたオンライン討論会で早期利上げに否定的な見解を示しており、FOMCが為替相場に与える影響は限定的となりそうだ。一方で、利上げのタイミングを予測するうえで重要な指標となる米雇用統計が強い内容となれば、米金利が上昇するとともにドル買いが流入する可能性がある。  なお、このほかの主な経済指標では11月1日に中国10月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)と米10月ISM製造業景況指数、3日に米10月ADP雇用統計と米10月ISM非製造業景況指数、4日にユーロ圏9月卸売物価指数(PPI)と前週分の米新規失業保険申請件数、5日に独9月鉱工業生産とユーロ圏9月小売売上高の発表が予定されている。 出所:MINKABU PRESS

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