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午後:債券サマリー 先物は反落、欧米債券安が影響

配信日時:2021/10/29 16:00 配信元:MINKABU
 29日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。前日の欧米市場で長期金利が上昇したことが影響し、国内債にも売りが優勢となった。  欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が理事会後の記者会見で、供給不足やエネルギー価格の上昇が長引いて一段の物価上昇が進むリスクへの警戒感を示したことを受け、28日の欧米市場ではインフレ懸念の高まりを背景に債券相場が下落。これが国内債の売りにつながり、債券先物は午前に一時151円27銭まで軟化した。日銀が28日まで開いた金融政策決定会合で大規模な金融緩和政策を維持することを決めたことを支えに売り一巡後は下げ渋ったが、今晩に米9月個人消費支出や米10月シカゴ購買部協会景気指数の発表があるほか、31日には衆院選の投開票を控えているとあって模様眺めムードが広がりやすく戻りは限定的。一時350円近く下落していた日経平均株価が切り返したことも安全資産とされる債券の重荷となった。  先物12月限の終値は前日比7銭安の151円32銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%上昇の0.095%だった。 出所:MINKABU PRESS

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