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午後:債券サマリー 先物は反落、10年債入札結果は低調

配信日時:2021/10/05 15:33 配信元:MINKABU
 5日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。午前には上昇する場面もあったが、午後は10年債入札が低調な結果となったことを受けて売りが優勢となった。  前日4日の米長期債相場はインフレ圧力が意識されるかたちで反落(金利は上昇)したものの、この日の東京市場では米連邦政府の債務上限問題や中国不動産大手の中国恒大集団の債務問題に対する警戒感から投資家のリスク回避姿勢が継続。日経平均株価が急落するなか安全資産が選好され、債券先物は午前に一時151円67銭まで上伸した。ただ、午後に入って10年債入札の結果が明らかになると地合いが一変。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が3銭と前回(9月2日)の2銭からやや拡大し、応札倍率が2.45倍と前回の3.36倍を下回ったことが嫌気された。また、時間外取引で米長期金利が上昇していたことも重荷で、債券先物は151円49銭まで軟化する場面があった。  先物12月限の終値は前日比10銭安の151円51銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%上昇の0.050%だった。 出所:MINKABU PRESS

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