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午後:債券サマリー 先物は小幅続伸、10年債入札控え上値追いには慎重姿勢

配信日時:2021/10/04 16:02 配信元:MINKABU
 4日の債券市場で、先物中心限月12月限は小幅続伸。米国の債務上限問題や中国の不動産リスクへの警戒感がくすぶるなか、安全資産とされる債券は買いが優勢だった。  前週末1日の米長期債相場が3日続伸(金利は低下)したことを手掛かりに、債券先物は買い先行でスタート。米連邦政府の債務上限問題が依然として解決していないほか、香港取引所がこの日に中国不動産大手の中国恒大集団とグループ不動産管理会社の恒大物業集団の株式売買を停止すると発表したことで、投資家のリスク回避姿勢が強まったことも国内債の追い風となった。ただ、この日の時間外取引で米長期金利が小幅上昇したことや、国内であす5日に10年債入札が予定されていることから積極的には上値を追いにくい面もあり、午後は模様眺めムードが強まった。なお、きょう日銀が実施した国債買いオペの結果は、「残存期間1年超3年以下」の応札倍率が2.57倍(前回は2.75倍)、「同3年超5年以下」が2.63倍(同1.99倍)、「同10年超25年以下」が3.03倍(同2.07倍)となったが相場への影響は限定的だった。  先物12月限の終値は前週末比4銭高の151円61銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.005%低下の0.045%だった。 出所:MINKABU PRESS

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