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午後:債券サマリー 先物は反発、米金利低下や株安が支援材料
配信日時:2021/10/01 16:03
配信元:MINKABU
1日の債券市場で、先物中心限月12月限は反発。前日の米長期債相場が続伸したことや、この日の日経平均株価が大幅安となったことが国内債に買いを促した。
米金融政策の早期正常化観測を背景に上昇を続けていた米長期金利が、月末・四半期末に伴うポジション調整の動きなどから9月30日に1.48%台に低下したことが支援材料。また、日銀が前日夕に公表した10~12月の国債買い入れ方針で、購入予定額が前の四半期から据え置かれたことも安心感につながり、債券先物は買い優勢でスタートした。その後も、米政府債務の上限問題などへの警戒感から日経平均株価や時間外取引のNYダウ先物が下落していることを手掛かりに、安全資産とされる債券にはリスク回避目的の買いが流入。債券先物は午後の寄り付き直後に151円67銭まで上伸する場面があった。ただ、今晩に米8月個人消費支出(PCE)や米9月ISM製造業景況感指数といった重要経済指標が発表されるほか、来週5日には国内で10年債入札を控えていることから積極的には動きにくい面もあり、買い一巡後は上げ一服商状となった。
先物12月限の終値は前日比20銭高の151円57銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.020%低下の0.045%だった。
出所:MINKABU PRESS
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