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午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利0.065%で横ばい

配信日時:2021/09/30 15:56 配信元:MINKABU
 30日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。朝方は買いが先行したものの上値は限定的で、午後に入るとマイナス圏に沈んだ。  上昇が続いていた米長期金利が一服商状となっていることが支援材料となり、債券先物は堅調にスタート。日経平均株価が弱含みで推移したことも国内債に買いを促し、午前には151円50銭まで上伸する場面があった。ただ、米金融政策の早期正常化観測を背景とした米金利の先高観は根強いとあって追随買いは広がらず。また、自民党の岸田文雄新総裁が29日の記者会見で「年内に数十兆円規模の経済対策を策定する」と表明したことも上値の重さにつながった様子だった。午後に入ると日銀が夕方に公表する四半期(10~12月)の国債買い入れ方針に対する警戒感から売りが優勢となり、債券先物は一時151円33銭まで軟化した。なお、この日に実施された2年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が2厘と前回(8月31日)の4厘から縮小した一方、応札倍率は4.24倍と前回の4.50倍をやや下回った。  先物12月限の終値は前日比5銭安の151円37銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて横ばいの0.065%だった。 出所:MINKABU PRESS

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