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午後:債券サマリー 先物は下落、40年債入札結果は弱め

配信日時:2021/09/28 15:34 配信元:MINKABU
 28日の債券市場で、先物中心限月12月限は下落。米長期金利が上昇した流れが波及したほか、この日に財務省が実施した40年債入札が弱めの結果となったことが影響した。  前週に開かれた米連邦準備理事会(FOMC)をきっかけに、米国の金融緩和策が正常化に向かうとの見方から米長期金利の上昇が鮮明となっている。米商務省が27日に発表した8月の耐久財受注が市場予想を上回ったことで米景気の底堅さも意識され、同日の米長期金利は一時1.51%台と約3カ月ぶりの水準まで上昇した。米金利の先高観が国内債の売りにつながり、債券先物は寄り付きから軟調に推移。午後に入ると一段安となり、151円36銭まで軟化する場面があった。40年債入札の応札倍率が2.53倍(前回は2.72倍)にとどまったことや、時間外取引で上昇一服となっていた米長期金利が再び1.51%台に乗せてきたことで売りが膨らんだようだ。  先物12月限の終値は前日比25銭安の151円37銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.020%上昇の0.070%と6月9日以来の高水準をつけた。 出所:MINKABU PRESS

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