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午後:債券サマリー 先物は横ばい、売り一巡後は持ち直すも上値重い

配信日時:2021/09/27 15:31 配信元:MINKABU
 27日の債券市場で、先物中心限月12月限は横ばい。米債券安を受けた売りは朝方で一巡したものの、全般的に模様眺めムードが強く上値は重かった。  米クリーブランド連邦準備銀行のメスター総裁が24日の講演で「22年末までに利上げを行う条件が整う」と述べるなど、米連邦準備理事会(FRB)高官によるタカ派発言が相次ぐなか、同日の米長期債相場は続落(金利は上昇)。この流れが東京市場に波及し、債券先物は寄り付き直後に一時151円51銭と中心限月ベースで6月17日以来の安値をつけた。ただ、その後は値ごろ感が意識されるかたちで下げ渋る動きとなり、時間外取引での米長期金利の上昇一服を支えにプラス圏に浮上する場面があった。とはいえ、この日は日銀の国債買いオペや財務省による国債入札がなく新規の手掛かり材料に欠けたほか、あす28日に40年債入札を控えていることから積極的な売買は手控えられ、相場の方向感は乏しかった。  先物12月限の終値は前週末に比べて横ばいの151円62銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、一時前週末比0.005%上昇の0.055%と約3カ月ぶりの水準をつけたが、その後は0.050%で推移した。 出所:MINKABU PRESS

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