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米外為市場サマリー:堅調な米経済指標を受け一時143円80銭まで下げ渋る

配信日時:2025/07/02 07:55 配信元:MINKABU
 1日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円42銭前後と前日と比べて60銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=169円33銭前後と同45銭程度のユーロ安・円高だった。  米早期利下げ観測がくすぶるなか、ドル円相場はニューヨーク市場の朝方に142円68銭まで軟化する場面があった。ただ、この日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した6月の米製造業景況感指数が市場予想を上回ったほか、米労働省が発表した米雇用動態調査(JOLTS)で5月の求人件数が前月から増加したことがドルを下支え。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が欧州中央銀行(ECB)主催の討論会で、関税がインフレに与える影響を見極めるために「待つ」姿勢を改めて表明し、利下げに慎重な姿勢を示したこともあって一時143円80銭まで下げ渋った。とはいえ、日銀が1日発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)が改善したことで、日銀が追加利上げに動きやすくなるとの見方もありドル買い・円売りは続かなかった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1806ドル前後と前日に比べて0.0020ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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