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午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利0.050%に上昇

配信日時:2021/09/24 16:00 配信元:MINKABU
 24日の債券市場で、先物中心限月12月限は反落。米長期金利の上昇が影響したほか、この日に行われた日銀の国債買いオペが弱めの結果となったことが重荷となった。  米連邦準備理事会(FRB)が22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げ開始時期の前倒しと量的緩和の縮小(テーパリング)の年内開始を示唆したことを背景に、米長期金利は23日に1.43%台と約2カ月半ぶりの水準まで上昇。中国不動産大手の中国恒大集団が23日の社債利払いを実施する方針を示したことを受けて同日の米株式相場が大幅高となり、この日の日経平均株価が急反発したことも安全資産とされる債券の売りを促した。午後に入って日銀オペの結果が明らかになると、債券先物は下げ幅を拡大。「残存期間1年超3年以下」「同3年超5年以下」「同5年超10年以下」「同25年超」の応札倍率がいずれも前回を上回り、投資家の売り意欲を示す結果となったことで需給の緩みが意識された。  先物12月限の終値は祝日前22日に比べて24銭安の151円62銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、22日に比べて0.020%上昇の0.050%と約3カ月ぶりの高水準をつけた。 出所:MINKABU PRESS

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