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ファンペップ Research Memo(7):2021年12月期は研究開発費の増加で営業損失が拡大見通し
配信日時:2021/09/14 15:07
配信元:FISCO
■業績及び財務状況
1. 業績動向
ファンペップ<4881>の2021年12月期第2四半期累計業績は、事業収益が126百万円、営業損失が186百万円、経常損失が170百万円、四半期純損失が172百万円となった。事業収益は「SR-0379」の第3相臨床試験入りに伴うマイルストーン125百万円と、SMV JAPANに対する機能性ペプチド販売額1百万円等の計上によるものとなっている。研究開発費は「SR-0379」「FPP003」の臨床試験費用、並びに抗体誘導ペプチドの研究費用等により208百万円となり、その他販管費104百万円を計上した。
2021年12月期業績は期初計画を据え置いている。事業収益は前期比126百万円増加の129百万円と増収となるものの、営業損失が1,244百万円、経常損失が1,180百万円、当期純損失が1,183百万円とそれぞれ前期から拡大する見通しとなっている。研究開発費が1,166百万円と前期比で803百万円増加することが要因だ。第3四半期以降、「SR-0379」の第3相臨床試験がスタートしており、臨床試験費用が増加するほか、抗体誘導ペプチドプロジェクトの開発費増加を見込んでいる。また、営業外では前期に引き続きAMED、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)からの補助金収入を数千万円程度見込んでいる。なお、研究開発費については今後も抗体誘導ペプチドの開発パイプラインを拡充していくことから、年間で10億円台のペースが続くものと予想される。
株式上場時の公募増資等により、当面の事業活動資金を確保
2. 財務状況
2021年12月期第2四半期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比82百万円増加の3,803百万円となった。現金及び預金が29百万円減少した一方で、前渡金が76百万円、貯蔵品が38百万円増加したことによる。
負債合計は前期末比横ばいの152百万円となった。未払金が14百万円、未払法人税等が8百万円減少したものの、前受金が12百万円、預り金が9百万円増加した。また、純資産合計は前期末比82百万円増加の3,650百万円となった。四半期純損失172百万円を計上した一方で、第三者割当増資等により資本金及び資本剰余金がそれぞれ127百万円増加したことによる。
2021年12月期第2四半期末の現金及び預金の残高は約35億円となっており、今後2~3年程度の事業活動資金は公募増資等による資金調達で賄えたことになるが、当面は開発ステージが続くことが予想されるため、手元資金と資金需要のバランスを見ながら、必要な場合はエクイティファイナンスにより資金調達を行う可能性がある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<AS>
1. 業績動向
ファンペップ<4881>の2021年12月期第2四半期累計業績は、事業収益が126百万円、営業損失が186百万円、経常損失が170百万円、四半期純損失が172百万円となった。事業収益は「SR-0379」の第3相臨床試験入りに伴うマイルストーン125百万円と、SMV JAPANに対する機能性ペプチド販売額1百万円等の計上によるものとなっている。研究開発費は「SR-0379」「FPP003」の臨床試験費用、並びに抗体誘導ペプチドの研究費用等により208百万円となり、その他販管費104百万円を計上した。
2021年12月期業績は期初計画を据え置いている。事業収益は前期比126百万円増加の129百万円と増収となるものの、営業損失が1,244百万円、経常損失が1,180百万円、当期純損失が1,183百万円とそれぞれ前期から拡大する見通しとなっている。研究開発費が1,166百万円と前期比で803百万円増加することが要因だ。第3四半期以降、「SR-0379」の第3相臨床試験がスタートしており、臨床試験費用が増加するほか、抗体誘導ペプチドプロジェクトの開発費増加を見込んでいる。また、営業外では前期に引き続きAMED、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)からの補助金収入を数千万円程度見込んでいる。なお、研究開発費については今後も抗体誘導ペプチドの開発パイプラインを拡充していくことから、年間で10億円台のペースが続くものと予想される。
株式上場時の公募増資等により、当面の事業活動資金を確保
2. 財務状況
2021年12月期第2四半期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比82百万円増加の3,803百万円となった。現金及び預金が29百万円減少した一方で、前渡金が76百万円、貯蔵品が38百万円増加したことによる。
負債合計は前期末比横ばいの152百万円となった。未払金が14百万円、未払法人税等が8百万円減少したものの、前受金が12百万円、預り金が9百万円増加した。また、純資産合計は前期末比82百万円増加の3,650百万円となった。四半期純損失172百万円を計上した一方で、第三者割当増資等により資本金及び資本剰余金がそれぞれ127百万円増加したことによる。
2021年12月期第2四半期末の現金及び預金の残高は約35億円となっており、今後2~3年程度の事業活動資金は公募増資等による資金調達で賄えたことになるが、当面は開発ステージが続くことが予想されるため、手元資金と資金需要のバランスを見ながら、必要な場合はエクイティファイナンスにより資金調達を行う可能性がある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<AS>
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