注目トピックス 市況・概況
NY外為:加ドル上昇、原油先高感や加中銀総裁のタカ派発言受け
配信日時:2021/09/10 01:37
配信元:FISCO
NY外為市場で原油先高感やカナダ中銀総裁のタカ派発言を受けてカナダドル買いが優勢となった。ドル・カナダは1.2705カナダドルから1.2633カナダドルまで下落。カナダ円は86円50銭から86円86銭まで上昇した。
カナダ中銀のマックレム総裁は量的緩和(QE)を通じた金融刺激策がもはや必要ではない時期に近づいたとした。利上げを開始するまで再投資は続ける計画。
経済の回復は不安定で、多くの不透明感が存続も、下半期の経済は強まると楽観的な見通しを示した。
UBSは10月会合でカナダ中銀がさらに資産購入規模を減額し、2022年1月に終了すると見ている。
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カナダ中銀のマックレム総裁は量的緩和(QE)を通じた金融刺激策がもはや必要ではない時期に近づいたとした。利上げを開始するまで再投資は続ける計画。
経済の回復は不安定で、多くの不透明感が存続も、下半期の経済は強まると楽観的な見通しを示した。
UBSは10月会合でカナダ中銀がさらに資産購入規模を減額し、2022年1月に終了すると見ている。
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国内株式市場見通し:外部環境や半導体株が重しとなりTOPIX優位の地合い継続か
*14:50JST 国内株式市場見通し:外部環境や半導体株が重しとなりTOPIX優位の地合い継続か
■日経平均は一時2月9日以来の37000円割れ今週の日経平均は週間で2455.20円安(-6.21%)の37068.35円と大幅下落となった。NYダウやナスダックなど米国市場の弱さが日本株の下押し圧力となり、週を通して厳しい局面となった。日米金利差拡大への思惑から為替は1ドル=154円台後半まで円安ドル高が進行。輸出関連銘柄には追い風の地合いとなったが、政府・日本銀行による円買い介入実施への警戒感が高まったこともあり、株式市場で積極的な買いは手控えられた。また、注目されたオランダ半導体露光装置のASMLホールディングの決算では、受注額が市場予想を下回ったことで、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も下落。加えて、台湾の半導体受託生産世界再大手TSMCの決算は良好な内容だったが、2024年の半導体市場全体の成長見通しをこれまでよりも少し引き下げたことが嫌気されて、SOX指数は2月下旬の水準まで低下。週末の東京市場は半導体株が総崩れのなか、「イランの複数個所で爆発音」といったニュースが流れると、投資家心理はより悪化。半導体株全面安と中東情勢の緊迫化を受けて、日経平均は一時1300円超の急落となり、一時2月9日以来の37000円割れとなった。なお、4月第2週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物6138億円買い越したほか、TOPIX先物を2603億円買い越し、225先物は1880億円売り越したことから、合計6861億円の買い越しとなった。個人投資家は現物を2372億円売り越すなど合計で3340億円売り越し。なお、信託が1月第1週以来となる現物買い越し(404億円)となった。■日経平均はダブルトップを形成今週末の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は前日比211.02ドル高(+0.56%)の37986.40ドル、ナスダックは319.49ポイント安(-2.05%)の15282.01、S&P500は43.89ポイント安(-0.88%)の4967.23で取引を終了した。大証ナイト・セッションの日経225先物は、通常取引終値と変わらずの37100円。日経平均の日足チャートは、3月7日高値の40472.11円と3月22日高値の41087.75円の二つの山の間にある3月12日安値の38271.38円を割り込んだことで、きれいなダブルトップを形成した。17日にネックラインである3月12日安値38271.38円を割り込んだ後は下げ足を強めており、75日移動平均線37889円水準も下回った。19日の1300円超下げ時点で、25日移動平均線との下方乖離率が7%を超えたことから、短期的な売られ過ぎ感は意識されそうだ。ただ、週末に半導体株の東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>の投資判断格下げ観測も伝わっていることから、半導体株の調整が長引けば、指数ウェートの高さを考慮すると日経平均は一段安の可能性もある。中東情勢、為替など外部環境に降らされやすい地合いが続く展開が想定されるため、相対的にTOPIX優位の展開となろう。14.1倍まで低下したNT倍率は、13倍台に入る可能性も出てきた。■為替の急変動は売買手控え材料に週末の為替はやや円高に振れる場面もあったが、1ドル=154円台で推移している。政府・日銀による円買い介入への警戒感は非常に高いものの、中東情勢の緊迫化という不透明要因にスポットが当たっており、投機筋も様子見ムードを強めることで、円安加速は一服しそうな状況だ。来週末の25-26日には日銀の金融政策決定会合が開催されることから、様々な思惑が高まりやすい地合いだが、まずは中東情勢を見極めたいとするムードが強まるだろう。ただ、4月16日時点の投機筋の円売りポジションは16万5619枚(前週比3468枚増加)と2007年以来の円安ポジション(約18万枚)を積み上げていることから、アンワインド(ポジション解消)の動きが入った場合、円高・ドル安の流れは加速するだろう。円高加速は輸出関連銘柄の重しとなることから、中東情勢に絡んだ為替市場を睨んだ地合いは、積極的な押し目買いを手控えさせる要因となる。来週は決算発表が徐々に増えることから、日経平均やTOPIXを対象とした売買よりも個別物色の展開が強まるだろう。■25-26日に日銀金融政策決定会合来週は、国内では24日に3月企業向けサービス価格指数、25日に2月景気動向指数(確報値)、26日に4月東京消費者物価指数(CPI)などが予定されている。なお、日本銀行金融政策決定会合は25-26日に開催。海外では、22日に中・4月最優遇貸出金利(LPR)、23日に独・4月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)、サービス業PMI(速報値)、欧・4月ユーロ圏製造業PMI(速報値)、サービス業PMI(速報値)、英・4月製造業PMI(速報値)、米・4月製造業PMI(速報値)、サービス業PMI(速報値)、4月リッチモンド連銀製造業指数、3月新築住宅販売件数、24日に豪・1-3月期消費者物価指数、独・4月IFO景況感指数、米・3月耐久財受注(速報値)、週次原油在庫、25日にトルコ・中央銀行が政策金利発表、米・週次新規失業保険申請件数、1-3月期GDP(速報値)、3月中古住宅販売成約指数、26日に豪・1-3月期生産者物価指数(PPI)、米・3月PCEデフレーター、4月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)などが予定されている。
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2024/04/20 14:50
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新興市場見通し:売買代金も減少し厳しい地合いが続くか
*14:49JST 新興市場見通し:売買代金も減少し厳しい地合いが続くか
■昨年の安値圏にせまる今週の新興市場は大幅下落。同時期の騰落率は、日経平均が-6.21%だったのに対して、グロース市場指数は-6.55%、グロース市場250指数は-7.07%と日経平均を上回る下落となった。プライム市場同様、半導体株下落に伴う米株安や中東情勢の緊迫化などが影響して投資家のモメンタムは急速に悪化。グロース市場Core指数構成銘柄など主力株が総じて売り優勢となった。下落時にも売買代金が膨らまず、押し目を狙う投資家が不在となったことで、グロース市場指数、グロース250指数ともに年初来安値を連日で更新する弱い相場展開に。週末のグロース250指数は昨年の安値圏(昨年安値は618.70)に迫る629.46まで一時売られた。個別銘柄では、コンヴァノ<6574>が、筆頭株主の青木剛志氏が保有する同社株の全てを青木氏が社長を務める資産管理会社のNTに譲渡したと発表し買われた。また、エコモット<3987>は連結子会社のGRIFFY社(東京都)が大林組<1802>と共同で現場作業員の体調管理ソリューション「GenVital」を開発したと発表し買われた。決算関連銘柄ではギックス<9219>、GRCS<9250>が買われた一方、ジェイドグループ<3558>、バリュエンスホールディングス<9270>が売られた。そのほか、エフ・コード<9211>は、公募・売出による株式価値の希薄化などが嫌気され売りに押された。■引き続き手掛かり材料難か、IPOは2社来週の新興市場は、引き続き手掛かり材料難の地合いとなり厳しい展開となりそうだ。来週はシーユーシー<9158>が4月24日に決算発表を控えているものの、グロース市場Core指数構成銘柄など主力処の決算発表は5月中旬に集中している。なお、シーユーシーは難病患者向けホスピスや訪問看護などを手掛けており、テーマ性を考慮すると物色の核とはなりにくいとみられる。米ハイテク株中心に調整局面を迎えており、プライム市場の主役でもあった半導体株は売り優勢の地合いとなっている。プライム市場の調整入りでグロース市場に資金流入といった展開を期待したいところだが、今週18日のグロース市場の売買代金は955億円と昨年12月11日の937億円以来の低水準となった。投資家のマインド悪化に伴い、下落している主力株への押し目買いは手控えられ、足元急落していたアンジェス<4563>やキャンバス<4575>への自律反発狙いの短期的な売買に留まっている。核となる銘柄が存在しないことから物色は広がらず。来週も、足元の急落銘柄の自律反発か、データセクション<3905>やLaboro.AI<5586>など値動きの大きい銘柄への短期資金流出入といった消去法的な売買が中心となりそうだ。グロース市場指数、グロース市場250指数の年初来安値圏での推移はしばらく続くと考える。なお、24日に電力供給エネルギー事業者へのBPOなどを通じたDX支援を手掛けるレジル<176A>、25日に細胞加工物の製造受託などを手掛けるコージンバイオ<177A>がグロース市場にそれぞれ上場する。初値形成後のパフォーマンスが厳しい直近IPOが多いことからセカンダリー投資には注意が必要だ。
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2024/04/20 14:49
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米国株式市場見通し:投資家心理の悪化で半導体関連からの資金流出は継続か
*14:48JST 米国株式市場見通し:投資家心理の悪化で半導体関連からの資金流出は継続か
来週の米国株は、中東情勢の緊迫化が引き続き重しとなる一方、決算発表銘柄中心の物色となり、NYダウやナスダックは方向感に乏しい展開となりそうだ。今週末、イスラエルがイランを攻撃したことで両国の報復は続いている。「イスラエル、イランともに本格的な紛争は望んでいないが、両者の歩み寄りは見られない。また、歩み寄りを促す国も見当たらない」といった状況下、今週末、恐怖指数であるVIX指数は、不安心理を示すとされる節目の20を約半年ぶりに上回る場面がみられ、投資家心理は委縮している。中東情勢の緊迫化で買い手控えムードが強まるなか、半導体関連からの資金流出は継続。1-3月のフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇率は17%とナスダックのほぼ倍だったことから、まだ下落余地は残っているとの考えもある。既に75日移動平均線を大きく割り込んでいるナスダックは一段安を警戒したいところだ。今週は25日にアマゾン、アルファベット、インテル、マイクロソフトなどの決算発表を控えている。投資家のマインドが悪化していることから、決算に対する期待感よりも警戒感を強めるだろう。好決算にも関わらず売られたTSMCは、期待感が非常に高く株価が既に上昇していたために売られたという指摘はあるが、投資家のマインド悪化は深刻だ。5月末と見られるエヌビディアの決算まで、市場の懐疑的な見方は続く可能性もあろう。経済指標では、23日に4月製造業PMI(速報値)、サービス業PMI(速報値)、4月リッチモンド連銀製造業指数、3月新築住宅販売件数、24日に3月耐久財受注(速報値)、週次原油在庫、25日に週次新規失業保険申請件数、1-3月期国内総生産(GDP、速報値)、3月中古住宅販売成約指数、26日に3月PCEデフレーター、4月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)などが予定されている。主要企業決算では、22日にベライゾン・コミュニケーションズ、23日にGEエアロスペース、ハリバートン、ムーディーズ、フィリップ・モリス・インターナショナル、ゼネラル・モーターズ、インベスコ、ロッキード・マーチン、ノバルティス、スポティファイ・テクノロジー、ビザ、テスラ、24日にボーイング、バイオジェン、CMEグループ、AT&T、フォード・モーター、IBM、ロイズ・バンキング・グループ、メタ・プラットフォームズ、25日にアメリカン航空グループ、キャタピラー、ダウ、アストラゼネカ、アマゾン・ドット・コム、アルファベット、インテル、マイクロソフト、T-モバイル、26日にシェブロン、エクソン・モービルなどが予定されている。
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2024/04/20 14:48
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英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英早期利下げ観測は後退
*14:44JST 英ポンド週間見通し:底堅い値動きか、英早期利下げ観測は後退
■強含み、原油高を意識したポンド買いも今週のポンド・円は強含み。日本政府による為替介入に対する警戒感は消えていないこと、中東情勢の緊迫化を警戒してリスク回避的なポンド売り・円買いが一時優勢となった。しかしながら、原油高は円売り材料になるとの見方が多いこと、米ドル・円相場は週末前に円安方向に再度振れた関係でポンド買い・円売りの動きが広がり、ポンド・円は191円台を回復した。取引レンジ:190円31銭-192円84銭。■底堅い値動きか、英早期利下げ観測は後退来週のポンド・円は底堅い値動きか。英消費者物価指数(CPI)は想定ほど鈍化せず、英国経済の回復も期待されていることから、英中央銀行による早期利下げを見込んだポンド売りは後退しそうだ。中東情勢の進展を注視しつつ、ポンド買い・円売りがやや強まる可能性は残されている。日本銀行は早期の金融正常化には引き続き慎重とみられていることもポンド・円相場をサポートしよう。○発表予定の英国の主要経済指標・注目イベント・23日:4月製造業PMI(3月:50.3)・23日:4月サービス業PMI(3月:53.1)予想レンジ:190円00銭-193円00銭
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2024/04/20 14:44
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豪ドル週間見通し:伸び悩みか、3月消費者物価指数に注目
*14:43JST 豪ドル週間見通し:伸び悩みか、3月消費者物価指数に注目
■上げ渋り、雇用者数減少による豪ドル売りの影響も今週の豪ドル・円は上げ渋り。イランとイスラエルの対立激化への懸念はやや後退し、リスク回避的な円買いは縮小した。しかしながら、米国の利下げ開始後ずれ観測の高まり、中東情勢の緊迫化、豪雇用者数の減少を受けてリスク回避的な豪ドル売りが強まり、この影響で週後半の豪ドル・円は99円台後半で上げ渋る展開となった。取引レンジ:97円78銭-100円02銭。■伸び悩みか、3月消費者物価指数に注目来週の豪ドル・円は伸び悩みか。3月雇用統計で失業率は前月から上昇、また、雇用者数は減少したことで、豪準備銀行(中央銀行)は利下げを急がない姿勢から利下げ考慮に向かうとの見方が浮上し、豪ドルは買いづらくなりそうだ。3月期消費者物価指数が注目され、市場予想を下回った場合は利下げ検討への期待が高まり、豪ドル売りになる可能性がある。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・24日:3月消費者物価指数(2月:前年比+3.4%)・24日:1-3月期消費者物価指数(10-12月期:前年比+4.1%)予想レンジ:98円00銭-100円00銭
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2024/04/20 14:43
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ユーロ週間見通し:もみ合いか、ユーロ圏製造業PMIなどの経済指標が手掛かり材料に
*14:42JST ユーロ週間見通し:もみ合いか、ユーロ圏製造業PMIなどの経済指標が手掛かり材料に
■もみ合い、ユーロ圏経済の緩やかな回復への期待残る今週のユーロ・ドルはもみ合い。米国の利下げ開始時期は9月以降になるとの見方が浮上したこと、欧州中央銀行(ECB)による6月利下げ観測は後退していないことから、週前半はリスク回避的なユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。しかしながら、ユーロ圏経済の緩やかな回復への期待は残されており、週後半にはユーロ売りは一服し、主に1.06ドル台半ば近辺で推移した。取引レンジ:1.0601ドル-1.0690ドル「伸び悩みか、引き続き中東情勢を警戒来週のユーロ・ドルは伸び悩みか。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はインフレ抑止に時間を要するとの見解を示しており、引き締め的な現行政策の維持を想定してユーロ買い・ドル売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。中東情勢は予断を許さない状況が続いていることもユーロ買いを抑制する一因となりそうだ。予想レンジ:1.0550ドル-1.0750■強含み、日銀緩和継続の思惑残る今週のユーロ・円は強含み。欧州中央銀行(ECB)による6月利下げの可能性が高まったことや中東情勢の悪化が嫌気されたことでリスク回避的なユーロ売り・円買いが一時活発となった。しかしながら、ユーロ圏経済の緩やかな回復への期待は持続していること、日本銀行は現行の金融政策を当面維持する可能性は高いことから、ユーロ売り・円買いは縮小した。取引レンジ:162円71銭-165円03銭。■もみ合いか、ユーロ圏製造業PMIなどの経済指標が手掛かり材料に来週のユーロ・円はもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)は6月の利下げを模索しているとみられ、ユーロ買い・円売りがさらに拡大する可能性は低いとみられる。中東情勢の緊迫化もユーロ買いを弱めているとみられる。ただ、ユーロ圏4月製造業・サービス業PMIなど経済指標で景況感の回復が示された場合、リスク回避のユーロ売り・円買いは縮小する可能性がある。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・23日:4月製造業PMI(3月:46.1)・23日:4月サービス業PMI(3月:51.5)予想レンジ:163円00銭-166円00銭
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2024/04/20 14:42
注目トピックス 市況・概況
為替週間見通し:底堅い値動きか、リスク回避の円買いは一巡した可能性
*14:41JST 為替週間見通し:底堅い値動きか、リスク回避の円買いは一巡した可能性
【今週の概況】■米利下げ先送り予想でドル・円は一時154円79銭今週のドル・円は強含み。米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを開始するのは7月以降となる可能性が高まり、週初からドル買い・円売りが優勢となった。4月15日発表の3月米小売売上高は前月比+0.7%と、市場予想を上回ったことから、ドル・円は154円台に上昇した。16日の取引では日本政府による為替介入が実施されるとの思惑が広がり、ドルはやや伸び悩んだが、米国の利下げは年内2回にとどまるとの見方が広がったことでドルは154円79銭まで買われた。その後、中東情勢の緊迫化を背景にドル買いはやや一服し、イスラエルのミサイルがイランの拠点を直撃との報道を受けて19日の東京市場でリスク回避的なドル売り・円買いが活発となり、一時153円台半ばまでドルは反落した。しかしながら、大規模な攻撃ではないと報じられたことでリスク回避的ドル売りは縮小。ドル・円は短時間で154円台に戻した。19日のニューヨーク外為市場でドル・円は一時154円65銭まで買われた。イランはイスラエルによる無人機攻撃を確認し、イスラエルの企ては失敗し、損害はないと発表したため、中東情勢の一段の悪化への懸念は後退し、リスク回避の円買いは縮小した。また、米シカゴ連銀のグールズビー総裁は「インフレを巡る進展が停滞しているため利下げ前にさらなる時間が必要」との見方を伝えており、現在の政策金利が長期間維持される可能性があることもドル買い・円売りにつながったようだ。ドル・円は154円63銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:152円98銭-154円79銭。【来週の見通し】■底堅い値動きか、リスク回避の円買いは一巡した可能性来週のドル・円は底堅い値動きか。中東情勢の緊迫化が足元の為替相場に与える影響は予測困難との見方が多い。米長期金利の低下や株安を受けてリスク回避的な円買いが強まる可能性はあるが、原油価格の上昇が円売りを誘うケースもある。現時点では米長期金利の低下が、ドル安円高を促す要因になるとみられている。ただし、リスク回避的な円買いが一巡した後は引き締め的な米金融政策の堅持を見込んだドル買いが再び強まる可能性がある。日本銀行は金融政策の正常化を慎重に進める姿勢を維持していることはドル買い材料となり得る。中東情勢の行方を注視しつつ、時に日本の為替介入を警戒しながらも、ドル・円は底堅い値動きを保つとみられる。4月25日発表の1-3月期米国内総生産(GDP)速報値は前回から減速が予想されるものの、欧州中央銀行(ECB)や英中央銀行など主要中銀は早期利下げを模索しており、金利要因でドルに買いが入りやすい。一方、日銀は25-26日に金融政策決定会合を開催し、現行政策を維持する見通し。2024年度と2025年度のインフレ見通しについて上方修正の可能性が報じられているが、現行の緩和的な金融政策をただちに修正する計画はないため、金融政策決定会合の前後でリスク回避的なドル売り・円買いが急拡大する可能性は低いとみられる。【米・1-3月期国内総生産(GDP)速報値】(25日発表予定)25日発表の米1-3月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+2.0%と、10-12月期の3.4%から減速の見通し。ただ、現行政策への影響は限定的で市場予想と一致してもドル売り要因にはなりづらい。【日本銀行金融政策決定会合】(25-26日開催)日銀は25-26日に金融政策決定会合を開催し、現行政策を据え置く公算。2024年度のインフレ見通しの上方修正は織り込み済みだが、今後の緩和継続方針が示された場合は円売り材料となりそうだ。予想レンジ:153円00銭-156円50銭
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2024/04/20 14:41
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個人投資家・有限亭玉介:徹底的に好業績でチャートが強い個別株にこそ注視すべき【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:徹底的に好業績でチャートが強い個別株にこそ注視すべき【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年4月15日15時に執筆なかなか難しい相場が続いておりますが、結局のところ相場を動かすのは米国の金利であるように思えます。3月分の米消費者物価指数は市場予想を上回ったとの事ですから、また利下げ期待が後退ですな…。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。4月10日、米労務省が発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.5%上昇し、市場予想を上回りました。米国が利下げへ向かうと浮き足立っていたところから、一気に失望へ変わってしまいましたねぇ。利下げが後ろ倒しになるならまだしも、また利上げを実施するような最悪の展開はもう勘弁してもらいたいもんですな。世界一の経済力を持つ米国とはいえ、これだけの利上げをしてもインフレが続くなんてパウエル議長も予想出来なかったでしょう。中東やロシアなどの地政学リスクが顕在化してくると、さらにインフレ圧力が強まる事も考えられます。ドル円の為替に関しても、一時は153円台を付けて歴史的な円安水準にまで下落してきました。円安は日本を代表するようなグローバル企業の業績を押し上げる点では問題ありません。ただ、中小企業が賃上げをする前に日銀が利上げを実施した事で、日本全体の景気が良いとは言えない状況です。日本は米国のように、利上げを跳ね返すほどのインフレにはならないでしょうな。結局、4月8日~12日の週では日経平均は4万円を割ったままでの推移となりました。25日線をしっかり上回れれば希望が見えてきますが、なんだか様子見ムードが広がっている気もします。こういう時こそ、業績期待が高く、チャートも底堅い銘柄に注目しておきたいもんですな。まずは独立系PR会社の共同ピーアール<2436>からチェックして参ります。2月13日の好決算で、しっかり窓を開けて動意しましたな。直近でも25日線を上回って、高値圏で推移しております。24年12月期も過去最高益となる見通しですから注視したいです。アルミサッシ大手の不二サッシ<5940>は、業績期待だけでなく低PBR関連としても思惑があります。小型株で一日の売買は少なくても、堅調に利益を出している優良企業と言えそうですな。昨年11月に「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」を発表し、今後は低PBRが是正されていくか監視中。力強い上昇トレンドを長期で形成しているまんだらけ<2652>は、直近で年初来高値を更新しました。3月29日には配当修正を発表し、業績も好調です。マンガ・アニメグッズ等でインバウンド関連の思惑もあり、5月15日の決算発表を注視しております。4月2日の決算と併せて増配も発表した焼肉チェーンのあみやき亭<2753>は、鮮やかな上昇トレンドを形成しております。食券機やセルフサービスの導入でコスト削減に注力した結果、業績も改善されているもよう。不動産投資ポータルサービス「リノシー」を運営するGA TECH<3491>は、インフレを追い風にして思惑が入っているようですが、地合い悪化で一気に75日線まで調整していましたね。今後しばらく上値は重い可能性はありますが、成長・拡大期待の高い『不動産テック』という分野において同社への期待は個人的には継続です。内需関連株への物色も再び強まっていけば再び思惑を誘うのではないでしょうか。最後は直近で年初来高値を更新しておりますサカタインクス<4633>です。新聞用など印刷インキ大手の同社は、PER・PBRともに割安水準となっています。5月14日の決算発表後のチャートがどうなるか監視を強めていきたいですな。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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2024/04/20 10:00
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19日の米国市場ダイジェスト:NYダウは211ドル高、ハイテクが重し、企業決算への期待が下支え
*07:43JST 19日の米国市場ダイジェスト:NYダウは211ドル高、ハイテクが重し、企業決算への期待が下支え
■NY株式:NYダウは211ドル高、ハイテクが重し、企業決算への期待が下支え米国株式市場はまちまち。ダウ平均は211.02ドル高の37,986.40ドル、ナスダックは319.49ポイント安の15,282.01で取引を終了した。イスラエルの対イラン報復攻撃が限定された規模でイランも損害はないと主張するなど中東情勢の一段の緊迫化を警戒した売りが後退し、寄り付き後、上昇。ダウは安心感から買戻しが継続したほか主要企業決算への期待を受けた買いに、終日堅調に推移した。一方、ハイテクで利下げ期待を受けた買いが後退したほか、動画配信のネットフリックス(NFLX)株の下落に押され、ナスダックは大幅下落。まちまちで終了した。セクター別では、保険・銀行が上昇した一方で半導体・同製造装置が下落。メディアのパラマウントグローバル(PARA)は、日本の電子製品メーカー、ソニーグループが投資会社アポロ・グローバルと同社に対し共同買収提案で交渉中との報道を受けて、上昇。地銀のフィフス・サード・バンコープ(FITB)は第1四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったほか、強い見通しが好感され、買われた。また、クレジットカード会社のアメリカン・エクスプレス(AXP)は四半期決算で1株利益が予想を上回り、上昇。動画配信のネットフリックス(NFLX)は第1四半期決算で、売上高、利益が予想を上回ったものの、低調な見通しが嫌気されたほか、四半期ごとの有料会員数と1会員当たりの売上高の発表を来年から停止する計画が失望感につながり、売られた。サーバーソリューション会社のスーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)は第3四半期の暫定決算発表をしなかったため、結果を警戒し、下落。宇宙旅行ビジネスを行うヴァージン・ギャラクテック(SPCE)は株式併合計画が警戒され、下落した。シカゴ連銀のグールズビー総裁は講演原稿の中で、インフレの進展失速を指摘し、利下げ前に一段の時間が必要だとの考えを示した。(Horiko Capital Management LLC)■NY為替:中東情勢の一段の悪化懸念緩和、リスクオフは一段落19日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円46銭から154円64銭まで上昇し、154円63銭で引けた。イランはイスラエルによる無人機攻撃を確認、試みは失敗と主張し、損害はないとしたため中東情勢の一段の悪化への懸念が後退し、円の売り戻しが優勢となった。さらに、ハト派として知られる米シカゴ連銀のグールズビー総裁がインフレを巡る進展が停滞しているため利下げ前にさらなる時間が必要と、想定以上に長期間高金利を維持する可能性を示唆したためドル買いも強まった。ユーロ・ドルは1.0677ドルまで上昇後、1.0640ドルまで反落し、1.0654ドルで引けた。ユーロ・円は、165円03銭まで上昇後、164円50銭まで弱含んだ。ポンド・ドルは1.2468ドルまで上昇後、1.2367ドルまで下落。英中銀のラムスデン副総裁が根強いインフレの緩和を一段と確信したとの発言を受けて、6月の利下げ観測に伴うポンド売りに拍車がかかった。ドル・スイスは0.9072フランから0.9103フランまでじり高推移した。■NY原油:強含み、中東情勢緊迫化で供給不安は解消されずNYMEX原油5月限終値:83.14 ↑0.4119日のNY原油先物5月限は強含み。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比+0.41ドル(+0.50%)の83.14ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは81.80ドル-86.28ドル。イスラエル軍によるイランへの反撃を受けて供給不安が急速に高まり、アジア市場で82ドル台から86.26ドルまで急騰。買い一巡後は利食い売りが強まり、ロンドン市場で81.80ドルまで反落した。しかしながら、中東情勢の緊迫化を背景に供給不安はくすぶっており、米国市場で83.76ドルまで反発。通常取引終了後の時間外取引では主に83ドル台前半で推移。■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 36.97ドル +1.20ドル(+3.35%)モルガン・スタンレー(MS) 90.66ドル +0.40ドル(+0.44%)ゴールドマン・サックス(GS)404.00ドル +0.89ドル(+0.22%)インテル(INTC) 34.20ドル -0.84ドル(-2.39%)アップル(AAPL) 165.00ドル -2.04ドル(-1.22%)アルファベット(GOOG) 155.72ドル -1.74ドル(-1.10%)メタ(META) 481.07ドル -20.73ドル(-4.13%)キャタピラー(CAT) 354.66ドル -3.27ドル(-0.91%)アルコア(AA) 35.53ドル +0.06ドル(+0.16%)ウォルマート(WMT) 59.53ドル +0.27ドル(+0.45%)
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2024/04/20 07:43
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