後場の投資戦略ニュース一覧
後場の投資戦略
ハイテク株売られるも金融株が下支えに
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38626.95;-6.07TOPIX;2732.72;+7.18[後場の投資戦略] 為替が1ドル159円台に乗せるなど前日比で円安ドル高が進行している。米財務省は20日、半期ごとの外国為替政策報告書を公表し、為替操作をしていないか注視する「監視リスト」に日本を加えた。監視リスト入りは1年ぶりとなる。足元の原油価格の下落により、今回の対象期間だった2023年に経常黒字の総額が形式的な基準を上回ったためで、24年4-5月の為替介入を非難する文言などはなかった。ただ、監視リスト入りを受けて、政府・日銀による為替介入はやや実施しにくくなったとの見方もできよう。神田財務官のコメントも伝わっているが、思惑先行で円安ドル高が進行する可能性はある。後場の東京市場は前場同様、静かな推移を想定するが、為替動向には注意したい。
<AK>
2024/06/21 12:20
後場の投資戦略
商い閑散のなか主力株がやや売られる展開に
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38324.10;-246.66TOPIX;2709.56;-19.08[後場の投資戦略] 為替が1ドル158円10銭台で推移しており、前日比ではやや円安ドル高に振れている。一方、輸出関連銘柄の動きは悪い。とりわけトヨタ自の動きの悪さがやや目立つ。認識不正問題による生産停止が長期化する可能性が売り圧力につながっているとの見方。心理的な節目である3000円を割り込むと調整局面が長くなる可能性はあろう。少額投資非課税制度(NISA)を通じて保有している個人投資家が多い銘柄であることから、これ以上の個人投資家のモメンタム悪化は避けたいところだ。ポジティブなニュースが見当たらないなか、後場の東京市場も前場同様、商い閑散のなか主力株が下値を探る展開となるだろう。
<AK>
2024/06/20 12:22
後場の投資戦略
買い一巡後は東エレク失速で上値重い
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38707.21;+225.10TOPIX;2735.19;+19.43[後場の投資戦略] 今晩の米国市場は、奴隷解放記念日「ジューンティーンス」祝日のため休場。後場の東京市場は前場よりも様子見ムードが強まり商いは閑散となろう。日経平均は25日移動平均線が位置する38737円水準を挟んだもみ合い相場を想定する。米国市場は休場、国内でも売買材料に乏しいことなどから、プライム市場の売買代金は今年最低水準となりそうだ。
<AK>
2024/06/19 12:11
後場の投資戦略
前日の反動も38500円水準でのもみ合いに
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38504.11;+401.67TOPIX;2719.92;+19.91[後場の投資戦略] 懸念された欧州情勢だが、フランス総選挙で優勢と見られている極右政党のルペン氏がマクロン大統領と協力していく姿勢を明らかにし、市場鎮静化に努めたため警戒感は和らいだ。ただ、6月末から7月上旬の下院選投票(第一回投票は6月30日、決戦投票は7月7日)まで気の抜けない状況は続くことから様子見ムードは強まろう。東京市場はますます商いが減少する可能性がある。信用買い残など需給面を考慮する必要もあるが、梅雨入り前の夏枯れ相場といったところか。後場も38500円水準でのもみ合いに終始すると想定する
<AK>
2024/06/18 12:15
後場の投資戦略
欧州政治不安と先物売りで一時38000円を割り込む
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38106.41;-708.15TOPIX;2705.71;-40.90[後場の投資戦略] 14日、日銀金融政策決定会合にて、国債買い入れを減らす方針を決めたが、一部投資家は、「日銀が量的引き締め(QT)に踏み切る」と捉え、先物売りを仕掛けたようだ。植田和男日銀総裁は、記者会見にて、「今回の国債買い入れの減額がQTであるかどうか」と問われた際、「金融政策的な色彩は無しか、極めて最小化させたうえで運営していきたい」と発言。QTではないことを示唆したものの、「日銀は金融緩和から金融引き締めに転換した」と誤解した可能性がある。コミュニケーションミスというよりは、捉え方の問題な気はするが、欧州政治不安が強まっていたタイミングだったことも重なり下げ幅が拡大したと考える。後場は、いったん下げ止まりそうな気はするが、欧州投資家が参加すると見られる14時頃辺りの指数一段安には警戒したい。
<AK>
2024/06/17 12:21
後場の投資戦略
SQ通過後は日銀会合結果発表前で売買手控え
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38709.02;-11.45TOPIX;2739.00;+7.22[後場の投資戦略] 東京時間11時45分時点では、まだ日銀会合の結果は伝わっていないが、市場の関心は大引け後15時30分に行われる植田和男日銀総裁の記者会見に集まりつつある。そのため、日銀会合の結果が想定通りの国債買い入れ額の減額に関する内容に留まった場合は、後場も様子見姿勢の強い地合いとなろう。一方、追加の利上げ実施に関して前向きな声明が出た場合、金利上昇で金融株が動意付く可能性はあるが、為替が円高に振れ輸出関連銘柄を中心に下落する可能性もある。想定外の結果発表となった場合、日経平均も下げ幅を広げる展開となろう。
<AK>
2024/06/14 12:12
後場の投資戦略
東京エレク失速が影響しマイナス圏に突入
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38831.36;-45.35TOPIX;2738.73;-17.71[後場の投資戦略] 日本銀行による金融政策決定会合を控えていることもあり、後場様子見ムードが続くと想定する。プライム市場の売買代金は2兆円に留まっていることで、プライム市場の方向性は乏しいだろう。明日の日銀会合の結果発表までは、模様眺めの地合いが続くと推測する。
<AK>
2024/06/13 12:20
後場の投資戦略
FOMC前でポジション調整の売りが優勢
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38826.33;-308.46TOPIX;2753.18;-23.62[後場の投資戦略] 為替は1ドル157円10銭と小動きが続いている。時間外の米10年債利回りは4.40%水準で推移するなど小動き。東京時間13日3時のFOMC声明及び政策金利発表、同3時30分のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見を見極めたいとするムードが強まっている。また、今晩21時30分には5月CPI発表も控えていることから積極的な売買を手掛ける投資家はほぼいない状況。後場は、為替、債券市場ともに様子見ムードがより強まると想定されることから、日経平均も小動き推移となろう。
<AK>
2024/06/12 12:13
後場の投資戦略
東エレク上昇で75日線より上を推移
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39155.16;+117.00TOPIX;2788.27;+5.78[後場の投資戦略] 日経平均は75日移動平均線が位置する39018円水準を上回って推移している。このまま、75日移動平均線を上回って取引を終了すると5月27日以来となる。プライム市場の売買代金は目に見えて細っているが、「閑散に売り無し」の格言通りのじり高基調だ。決して上を意識した強い地合いというわけではないが、5月20日につけた戻り高値の39437.16円を上回ってくると売買代金が増加する可能性もある。さすがに前場は上げ幅を縮小したことから、後場にこの水準を試すのは難しそうだが、商い閑散の今週は、戻り高値クリアに注目したい。
<AK>
2024/06/11 12:14
後場の投資戦略
金利上昇で金融株買われるも商いは閑散
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38872.19;+188.26TOPIX;2774.37;+19.34[後場の投資戦略] プライム市場の売買代金は1.6兆円台に留まっており先週末同様、商い閑散となっている。今週は日米の中央銀行会合が予定されていることから、商い閑散で方向感に乏しい地合いは続くと想定。一方、週末の日本銀行による金融政策決定会合開催を受けて、債券市場は思惑先行の地合いとなりやすいことから、金利動向も要注意となろう。後場は前場同様、商い閑散のなか金利動向をにらんだ地合いを想定。39000円台を試す可能性はあるが、買いは続かないと考える。
<AK>
2024/06/10 12:12
後場の投資戦略
米雇用統計前に様子見姿勢強く25日線でのもみ合い
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38661.04;-42.47TOPIX;2756.02;-1.21[後場の投資戦略] 日経平均は25日移動平均線が位置する38602円水準を挟んだもみ合いが継続しており、前場のプライム市場の売買代金は1.7兆円に留まった。米雇用統計前に積極的な売買を手掛ける投資家が少ないことから、後場も同じような地合いが続くと考える。一方、日本銀行の金融政策決定会合を来週に控えていることから、債券市場で思惑的な売買が入る可能性はある。後場の株式市場は債券市場を横目に見た展開となろう。
<AK>
2024/06/07 12:10
後場の投資戦略
半導体株高を受けて一時39000円台まで上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38841.75;+351.58TOPIX;2764.93;+16.71[後場の投資戦略] 債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが前日比0.015%低下し0.985%で推移している。3月の日本銀行金融政策決定会合で、マイナス金利解除などに反対した中村委員が、午前中に札幌市で開いた金融経済懇談会で「当面は現状の政策維持が妥当」と主張。物価目標の実現などに向けては「千載一遇のチャンスをつかみかけている」との見方も示したことから、市場では「ハト派」と受け止められたもよう。米金利も低下傾向にあることから、10年物国債ベースでの日米金利差は3.2%とやや縮小している。為替は1ドル155円50銭台と落ち着いた推移となっているが、円売りポジションのアンワインド(巻き戻し)に伴う円高ドル安が強まる可能性はある。 後場の日経平均は、為替市場や債券市場を睨み、前場終値水準でのもみ合い相場を想定する。
<AK>
2024/06/06 12:17
後場の投資戦略
円高進行を受けて25日線を下回る展開に
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38527.60;-309.86TOPIX;2755.24;-32.24[後場の投資戦略] フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)はさほど調整色を強めていないが、外国人投資家の買いが途絶えていることなどから、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など値がさ半導体株はさえない。外国人投資家の買いを誘う材料に乏しい状況下、けん引役でもある半導体株が重いままだと、日経平均は38000円から39000円の狭いレンジは今しばらく続きそうだ。日経平均は25日移動平均線が位置する38576円を下回っているが、下げ幅を縮小していることから、後場は25日移動平均線を挟んだもみ合いを想定する。
<AK>
2024/06/05 12:13
後場の投資戦略
金融株下落し25日線水準まで下げる場面も
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38749.25;-173.78TOPIX;2785.22;-12.85[後場の投資戦略] 日経平均は、25日移動平均線と75日移動平均線の狭い値幅でのもみ合いとなっている。年初来高値に迫っていたTOPIXも、金融株のほか、自動車認証不正問題を受けて、時価総額が大きいトヨタ自<7203>、ホンダ<7267>が売られたことで、日経平均同様の下落率となった。今週は米国で雇用関連の重要な経済指標発表が相次ぐことで、東京市場は積極的な売買を手掛けるムードが弱まっている。手掛かり難の地合いから、後場の日経平均及びTOPIXは、前場につけた上下の値幅の範囲内での小動きとなろう。
<AK>
2024/06/04 12:19
後場の投資戦略
一時39000円台乗せるも買いは続かず
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38849.65;+361.75TOPIX;2795.40;+22.91[後場の投資戦略] 日経平均は、25日移動平均線を上回ったが、75日移動平均線が位置する38960円水準で上値が重くなっている。一方、TOPIXは、3月27日以来(取引時間ベース)となる2800ポイント台に一時乗せた。足元、銀行や保険株の上昇が目立っていることから、3月22日の年初来高値2813.22ポイント(終値ベース)が迫ってきた。前場安かったトヨタ自がほかの自動車株同様しっかりの展開となれば、後場、TOPIXの動向に注目が集まろう。
<AK>
2024/06/03 12:11
後場の投資戦略
金利上昇一服も半導体株安が指数の重しに
本文[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38119.96;+65.83TOPIX;2743.31;+17.11[後場の投資戦略] 長期金利の指標である新発10年物国債利回りは1.060%あたりで推移しており上昇基調は一服。日本銀行が本日通知した今月最後の定例の国債買い入れオペ(公開市場操作)では、残存期間「5年超10年以下」など5本すべての購入額を前回から据え置いたことで、日銀による金融政策の早期正常化への思惑がやや後退した様子。ただ、本日夕方に発表される6月のオペ運営方針や6月日銀金融政策決定会合への思惑は根強いことで、引き続き債券市場は上下に振れやすい状況と言えよう。 本日は大引けでMSCI定期見直しに関するリバランスが発生することから、大きな需給イベントを前に様子見姿勢が強まることで、後場の日経平均は前日終値水準でのもみ合いとなりそうだ。
<AK>
2024/05/31 12:11
後場の投資戦略
米株安に金利上昇でハイテク株が下げをけん引
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;37974.47;-582.40TOPIX;2721.61;-20.01[後場の投資戦略] 長期金利の指標である新発10年物国債利回りは一時1.100%まで上昇するなど上昇基調が継続している。日本銀行が7月にも金利を引き上げるとの観測も浮上するなど、債券市場は思惑先行の地合いが強まっている。株式市場では銀行、保険といった金融株の支援材料となるが、ハイテクなどグロース株を中心に金利上昇は売り材料となり日経平均にはネガティブなインパクトが先行している。後場の東京市場は、朝方の急落に対するリバウンドが少し入りそうだが、大引けでTOPIXリバランスが実施される。需給イベントを控えていることから、積極的に押し目を拾う動きは手控えられよう。
<AK>
2024/05/30 12:19
後場の投資戦略
金利上昇が重しだが金融株は買われる展開
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38789.52;-65.85TOPIX;2761.05;-7.45[後場の投資戦略] 長期金利の指標である新発10年物国債利回りは一時1.065%まで上昇するなど上昇基調は継続している。ただ、米10年債利回りも4.5%まで上昇したことで、日米金利差は3.4%ほどのままである。為替は1ドル157円20銭台と昨日よりは円安に振れているが、上値は重くなっている。日銀の安達誠司審議委員は、午前の熊本県金融経済懇談会で「(持続的・安定的な物価上昇)の達成確信までは緩和的な環境維持が重要」とハト派な発言を行ったが、国債購入に関しては「需給など総合的に勘案、段階的に減額」とも発言したことで、金利のじり高が継続する可能性もある。銀行株や保険株への刺激材料となりそうだが、後場の日経平均は様子見ムードが強まり、前日比マイナス圏での推移が続きそうだ。
<AK>
2024/05/29 12:24
後場の投資戦略
手掛かり材料難で小動き継続
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38783.27;-116.75TOPIX;2762.22;-4.14[後場の投資戦略] 為替は1ドル156円80銭前後と目立った動きは引き続き観測されず。債券市場は長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが一時1.0315%まで上昇するなど、引き続き日本銀行による早期の金融政策正常化への思惑は高い。6月13-14日に開催される日銀金融政策決定会合までは、様子見ムードが強まる可能性もある。後場の日経平均は引き続き前日終値水準での小動きとなろう。
<AK>
2024/05/28 12:22
後場の投資戦略
米市場休場で参加者少なく値幅はわずか135円ほど
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38758.96;+112.85TOPIX;2750.91;+8.37[後場の投資戦略] 為替は1ドル156円80銭前後と朝方比ではやや円高に振れているが、株式市場への影響は限定的。債券市場も小動き推移となっており、株式、為替、債券いずれの市場も米国市場休場を控え、参加者限定的の地合いとなっている。後場は前場以上に様子見ムードが強まり、商いは減少しそうだ。日経平均は前営業日比でプラス圏を維持していたが、買いが乏しいことから後場はマイナス圏に入る可能性もある。
<AK>
2024/05/27 12:15
後場の投資戦略
日米金利上昇を受けてハイテク売りの展開に
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38649.15;-454.07TOPIX;2743.64;-11.11[後場の投資戦略] 為替が1ドル157円台まで円安ドル高が進行している。4月29日、5月1日の政府・日本銀行と思われる円買い介入後、約3週間ぶりに157円台をつけた。昨晩の米国経済指標の強さもあるが、イエレン米財務長官が「為替介入は日常的に使われる措置ではない」とくぎを刺したことで、3回目の介入実施が難しいとの思惑が円安ドル高の原動力となっている。市場では円安を株高材料とするムードは弱く、上昇する金利とともに為替の円安進行も積極的な売買を手控えさせる様子見材料とみなしているようだ。本日の東京市場は大幅安にも関わらず、前場のプライム市場の売買代金が2.1兆円に留まっていることから押し目の弱さも気になるところだ。後場の日経平均は、再度下げ幅を広げる展開に警戒したい。
<AK>
2024/05/24 12:17
後場の投資戦略
エヌビディア決算を好感した買いが先行
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38913.48;+296.38TOPIX;2747.49;+10.13[後場の投資戦略] 午前の債券市場では、長期金利の指標である新発10年物国債利回りは前日比0.005%下落の0.995%で推移した。前日の反動に伴う債券の買戻しとの見方だが、1.000%を付ける場面も見られるなど引き続き、日銀による国債買入減額への思惑が強まっている。株式市場では、不動産株が総じて弱い一方、銀行株ははっきりしない動きと物色の方向感には乏しい。金利上昇に伴うデメリットの反応のみ強まっている状況で、投資家のモメンタムはさほど強くないと見る。前場はエヌビディア決算に対する半導体株の上昇が日経平均を押し上げたが、東京エレクトロンの上値の重さを見る限り、後場の日経平均はじりじりと上げ幅を縮小する可能性もあろう。
<AK>
2024/05/23 12:14
後場の投資戦略
エヌビディア決算控え売買代金は2兆円を割り込む
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38719.35;-227.58TOPIX;2744.83;-14.89[後場の投資戦略] 午前の国内債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが、一時0.985%まで上昇(価格は下落)し、2013年5月以来11年ぶりの高水準をつけた。前日の米長期金利が低下したものの、日本銀行が近く国債買い入れを減額するとの思惑が上昇圧力となっているもよう。株式市場では金利上昇に伴い地銀を中心に銀行株がやや買われている一方、不動産が弱い。今のところ、日経平均への影響は限定的と思われるが、為替が円高に振れる可能性はあることで注意したい。後場の東京市場は、明日のエヌビディア決算を前にしたポジション調整に留まり、日経平均、TOPIXともに小動きとなりそうだ。
<AK>
2024/05/22 12:19
後場の投資戦略
買い一巡後は様子見ムード強く上げ幅縮小へ
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39135.91;+66.23TOPIX;2772.57;+4.53[後場の投資戦略] 午前の債券市場では、新発10年物国債の利回りが前日比0.005%高い0.980%と2013年5月以来、11年ぶりの高さとなった。昨晩の米国市場で長期金利が上昇したことで、国内の長期債にも売りが波及。日本銀行による金融政策の正常化観測から債券市場では金利先高観が強まっている。心理的な節目である1.000%が迫っていることから、為替市場、株式市場への影響を見極めたいとするムードも強まると想定。後場は、エヌビディアの決算発表を22日(日本時間23日未明)に控えていることもあり、日経平均、TOPIXともにもみ合い推移となりそうだ。
<AK>
2024/05/21 12:14
後場の投資戦略
先物主導の意外高で約一カ月ぶりに39000円台乗せ
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;39346.92;+559.54TOPIX;2778.89;+33.27[後場の投資戦略] 日本の長期金利が0.975%と2013年5月以来の水準まで上昇した。先週末の米国市場では、ボウマンFRB理事のタカ派発言を受けて米10年債利回りが4.4%台まで上昇。米国の債券売りの流れが日本にも波及したとの観測だ。ランチタイムの為替は1ドル155円80銭台とさほど目立った動きは見られないが、午後も日本の長期金利がじりじりと上昇する場合、日米金利差拡大一服の思惑から、為替が円高に振れ日本株の上値を抑える要因となるかもしれない。後場は日本の長期金利と為替動向をにらんだ展開となりそうだ。
<AK>
2024/05/20 12:16
後場の投資戦略
決算一巡で積極的な売買は手控えに
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38782.08;-138.18TOPIX;2742.66;+5.12[後場の投資戦略] 為替が1ドル155円80銭台と寄付き比では40銭ほど円安ドル高が進行している。10時頃、日本銀行が実施する国債買い入れオペ(公開市場操作)を通知。市場では国債購入を一段と減らすとの思惑があったものの、購入予定額を前回と同じにしたことで、日銀の通知後は円売りドル買いの流れが強まった。足元の円安進行はトヨタ自<7203>など自動車関連銘柄しっかりの要因となっておりTOPIX優位の状況だ。東京エレクトロン<8035>次第ではあるが、もう一段円安が強まれば、後場の日経平均はじりじりと下げ幅を縮小する可能性もあろう。
<AK>
2024/05/17 12:17
後場の投資戦略
半導体株がけん引するも円高推移が重し
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38669.57;+283.84TOPIX;2723.69;-7.19[後場の投資戦略] プライム市場の約65%の銘柄が下落するが日経平均は上昇する歪な地合いとなっている。前場の日経平均は25日移動平均線、75日移動平均線をともに上回った。足元の上値抵抗線を上回ったから反発基調が強まる、という展開に期待したいところだが、積極的に日本株を買う材料には乏しい。来週5月22日に予定されている半導体大手エヌビディアの決算を通過するまでは、方向感に乏しい地合いが続くと想定する。後場の日経平均は引き続き上値が重くなろう。
<AK>
2024/05/16 12:11
後場の投資戦略
金利警戒で上げ幅縮小する地合いが続く
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38491.15;+135.09TOPIX;2735.97;+5.02[後場の投資戦略] 決算発表は本日ピークを迎える。後場も引き続き取引時間中に発表される決算銘柄に関心は向かおう。12時台には、エーザイ<4523>、DIC<4631>、コナカ<7494>、13時台には、亀田菓<2220>、大王紙<3880>、三井化学<4183>、三菱ケミカルグループ<4188>、TOW<4767>、WOWOW<4839>、フマキラー<4998>、14時台には、昭和化<4990>、バンドー<5195>、日本コン<5269>、日軽金HD<5703>、GSIクレオス<8101>などが予定されている。
<AK>
2024/05/15 12:15
後場の投資戦略
金利上昇が影響して上げ幅縮小
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38199.10;+19.64TOPIX;2722.94;-1.14[後場の投資戦略] 決算発表は本日、明日がピークとなることで、後場も引き続き取引時間中に発表される決算銘柄に関心が向かおう。12時台には、鹿島<1812>、ヨコオ<6800>、13時台には、ニッスイ<1332>、松井建設<1810>、王子HD<3861>、ADEKA<4401>、住友ファーマ<4506>、ENEOS<5020>、ツガミ<6101>、大同メタル<7245>、14時台には、INPEX<1605>、安藤ハザマ<1719>、テクノ菱和<1965>、森永乳業<2264>、浜ゴム<5101>、ヤクルト<2267>、グンゼ<3002>、住友大阪セメント<5232>、駒井ハルテック<5915>、メニコン<7780>などが予定されている。
<AK>
2024/05/14 12:15
後場の投資戦略
押し目買いも入り雲下限の38200円水準でのもみ合い
[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;38243.59;+14.48TOPIX;2728.03;-0.18[後場の投資戦略] 後場も引き続き取引時間中に発表される決算に注目が集まる。12時台には、東レ<3402>、13時台には、日鉄鉱<1515>、清水建<1803>、日道路<1884>、日清食HD<2897>、東洋紡<3101>、クラボウ<3106>、塩野義<4507>、九州FG<7180>、SUBARU<7270>、14時台には、大成建設<1801>、西松建<1820>、ブリヂストン<5108>、古河池<6937>、岩谷産<8088>などが予定されている。
<AK>
2024/05/13 12:18