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【↑】日経平均 大引け| 反発、TSMCの決算好感し3万9900円台回復 (7月17日)
配信日時:2025/07/17 16:35
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 39492.02
高値 39910.96
安値 39370.43
大引け 39901.19(前日比 +237.79 、 +0.60% )
売買高 16億729万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆981億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.円高進行で一時290円超安
2.半導体株は朝安後に下げ渋る
3.小型株物色も活発化
4.TSMC決算で後場終盤に一段高
5.買収提案撤回でセブン&アイ急落
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比231ドル高と反発した。トランプ米大統領がパウエルFRB議長の解任を否定したことから買い安心感が広がった。
東京市場では、日経平均株価は朝安後に切り返すなど頑強な動きをみせ、3万9900円台を回復した。
17日午後に台湾積体電路製造(TSMC)が発表した25年4~6月期の決算は、純利益が前年同期比61%増で過去最高となり、市場予想を上回った。半導体関連株への買い戻しを誘発し、日経平均は後場終盤に一段高。上げ幅は一時250円近くとなった。終値は7月1日以来、およそ半月ぶりの高値水準。東証プライムの値上がり銘柄数は7割に上った。また東証グロース市場250指数は1.7%を超す上昇となり、小型株物色も顕著となった。
朝方に日経平均は一時290円あまり下落する場面があった。ドル円相場が円高方向に振れたことが輸出関連株の重荷となった。参院選の結果を見極めたいとのムードが広がるなか、先物主導で売られたものの、下値では国内投資家を中心に買い意欲もみられ、株価指数は下げ渋った。東証株価指数(TOPIX)は6月30日以来の高値で終えた。
個別では、ソニーグループ<6758>やNEC<6701>、ソフトバンクグループ<9984>が値を上げ、売買代金首位のディスコ<6146>が後場に上げ幅を拡大。ソシオネクスト<6526>や三井E&S<7003>、SUMCO<3436>が値を飛ばし、ブロードリーフ<3673>や東洋エンジニアリング<6330>が急伸。サイバーエージェント<4751>やマネーフォワード<3994>が株価水準を大きく切り上げた。任天堂<7974>や第一三共<4568>、サンリオ<8136>が堅調に推移し、エムスリー<2413>が高い。
半面、三菱重工業<7011>や良品計画<7453>が売られ、レーザーテック<6920>が大幅安。キオクシアホールディングス<285A>や東京電力ホールディングス<9501>が冴えない展開となったほか、マツダ<7261>やSUBARU<7270>、東レ<3402>が軟調。INPEX<1605>が安い。カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールが買収提案の撤回を発表したことを受け、セブン&アイ・ホールディングス<3382>は急落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、ソニーG <6758>、バンナムHD <7832>、中外薬 <4519>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約103円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、セブン&アイ <3382>、東エレク <8035>、レーザーテク <6920>、ダイキン <6367>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約74円。
東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)サービス業、(3)医薬品、(4)情報・通信業、(5)保険業。一方、下落率の上位5業種は(1)食料品、(2)機械、(3)輸送用機器、(4)電気・ガス、(5)水産・農林業。
■個別材料株
△ブロドリーフ <3673> [東証P]
6月中間期業績の計画上振れが支援材料。
△データセク <3905> [東証G]
26年3月期は売上高5.6倍化見通しで営業利益も大幅ピーク更新。
△パワーソリュ <4450> [東証G]
株主優待導入を評価。
△ヘリオス <4593> [東証G]
「eNK細胞」の学術論文掲載で買い向かう。
△エレメンツ <5246> [東証G]
グループ会社ががDMM競輪に「LIQUID eKYC」を提供。
△フェローテク <6890> [東証S]
好業績見通し背景に買いが続く。
△三井E&S <7003> [東証P]
「政府が深海調査母船を新造へ」との報道。
△MTG <7806> [東証G]
SMBC日興証券が目標株価を大幅増額修正。
△ほくほくFG <8377> [東証P]
野村證券では投資判断を格上げ。
△unbank <8746> [東証S]
融資型CFのクラウドバンク子会社化。
▼セブン&アイ <3382> [東証P]
クシュタールが買収提案の撤回を発表。
▼クリングル <4884> [東証G]
新株予約権発行と追加臨床試験の実施決定を嫌気。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)三井E&S <7003>、(2)ブロドリーフ <3673>、(3)ACCESS <4813>、(4)東洋エンジ <6330>、(5)SUMCO <3436>、(6)ソシオネクス <6526>、(7)スターマイカ <2975>、(8)FIG <4392>、(9)プロレド <7034>、(10)gumi <3903>。
値下がり率上位10傑は(1)セブン&アイ <3382>、(2)レーザーテク <6920>、(3)YTL <1773>、(4)Aクリエイト <8798>、(5)わらべ日洋 <2918>、(6)八洲電機 <3153>、(7)日鉄鉱 <1515>、(8)富士石油 <5017>、(9)JINSHD <3046>、(10)高圧ガス <4097>。
【大引け】
日経平均は前日比237.79円(0.60%)高の3万9901.19円。TOPIXは前日比20.41(0.72%)高の2839.81。出来高は概算で16億729万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1172、値下がり銘柄数は374となった。東証グロース250指数は747.74ポイント(13.00ポイント高)。
[2025年7月17日]
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