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前場に注目すべき3つのポイント~年初来高値更新後は底堅さを見極めたいところ~
配信日時:2025/06/30 08:53
配信元:FISCO
*08:53JST 前場に注目すべき3つのポイント~年初来高値更新後は底堅さを見極めたいところ~
30日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■年初来高値更新後は底堅さを見極めたいところ
■日本オラクル、25/5営業利益 8.8%増 868億円
■前場の注目材料:ソフトバンクG、「人工超知能で世界一」孫会長、10年後の実現目指す
■年初来高値更新後は底堅さを見極めたいところ
30日の日本株市場は、1月につけた年初来高値突破から一段の上昇が期待される一方で、過熱感が警戒されてくることになりそうだ。27日の米国市場はNYダウが432ドル高、ナスダックは105ポイント高となり、ナスダックは最高値を更新した。政府が通商交渉の合意に向けた進展に楽観的見解を示したことで買い優勢の展開に。トランプ米大統領がカナダとの通商交渉を速やかに終了するとの発表を受けて弱含み場面もあったが、終盤にかけて持ち直した。シカゴ日経225先物は大阪比365円高の40545円。円相場は1ドル=144円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時40640円まで買われる場面がみられた。1月高値(40300円)を上抜けてきたことで、上へのバイアスが強まりやすいだろう。この流れから日経平均株価は朝方に1月高値の40288.80円、昨年12月高値40398.23円を突破してくるとみられ、センチメントを明るくさせそうだ。
年初来高値更新でいったんは達成感が意識されるほか、ボリンジャーバンドの+3σを捉えてくることで過熱感も警戒されやすく、買い一巡後は利益確定に向かわせる可能性はありそうだ。一方で、年初来高値更新によって昨年7月の最高値が次のターゲットとして意識されそうであり、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。
もっとも、足もとでは指数インパクトの大きい値がさハイテク株への買い戻しとみられる動きが相場をけん引する形であり、全面高という形ではない。出遅れ感が目立ってきた内需系を見直す動きがみられるかが注目されるところ。また、トランプ大統領は日本との関税交渉について、7月9日の期限延長は必要ないとの考えを示したようだ。自動車貿易に不満を表明しており、自動車株は手掛けづらくさせそうだ。
そのほか、インデックスに絡んだ海外勢の買いが継続するなかで日経平均株価の強さが目立つ一方で、新興市場は利益確定の動きが目立っている。中小型株を見直す動きをみせてくるかが注目されそうである。
■日本オラクル、25/5営業利益 8.8%増 868億円
日本オラクル<4716>が発表した2025年5月期業績は、売上高が前期比7.8%増の2635億1000万円、営業利益は同8.8%増の868億3200万円だった。国内の情報サービス産業においては、システム更新需要のほか、企業が収集するあらゆるデジタルデータを活用した業務効率化、人的資本をはじめとするサステナビリティ経営の実現に向けたIT環境整備、エンドユーザーとの接点強化など企業成長、競争力強化を目的とするIT投資が底堅く推移している。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(40150.79、+566.21)
・NYダウは上昇(43819.27、+432.43)
・ナスダック総合指数は上昇(20273.46、+105.55)
・SOX指数は上昇(5544.99、+3.53)
・シカゴ日経225先物は上昇(40545、+365)
・VIX指数は低下(16.32、-0.27)
・為替相場は円安・ドル高(144.50-60)
・米原油先物相場は上昇(65.52、+0.28)
・ソフトバンクG<9984>「人工超知能で世界一」孫会長、10年後の実現目指す
・スズキ<7269>インドでシェア5割、BEVでトップ目指す
・パナソニックHD<6752>インドの洗濯機・冷蔵庫から撤退、エアコン・IoTは継続
・大豊工業<6470>社長・新美俊生氏、工程変革と新事業両輪
・不二越<6474>工具選定・段取り時短、自動旋盤用ドリル
・カナデビア<7004>理研から63億円で真空機器受注、「SPring-8」高性能化
・セイコーエプソン<6724>環境配慮加速、傘下アトミックスが精錬工場稼働
・東京ガス<9531>炭素クレジット単体販売、CO2ゼロ商材を拡充
・神戸製鋼所<5406>印の産機工場拡張、車・エネ設備向け照準
・積水化学<4204>インドに新工場、車両内外装品を射出成形
・クラレ<3405>光学用フィルム増産、液晶テレビ大型化に対応
・西松建設<1820>デジタルツイン構築、山岳トンネル工事可視化
・JR九州<9142>熊本に賃貸用物流施設、27年春に竣工
・テルモ<4543>欧子会社清算、カテーテル事業環境悪化
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 日・5月鉱工業生産速報(予想:前月比+3.5%、4月:-1.1%)
<海外>
・特になし <ST>
■年初来高値更新後は底堅さを見極めたいところ
■日本オラクル、25/5営業利益 8.8%増 868億円
■前場の注目材料:ソフトバンクG、「人工超知能で世界一」孫会長、10年後の実現目指す
■年初来高値更新後は底堅さを見極めたいところ
30日の日本株市場は、1月につけた年初来高値突破から一段の上昇が期待される一方で、過熱感が警戒されてくることになりそうだ。27日の米国市場はNYダウが432ドル高、ナスダックは105ポイント高となり、ナスダックは最高値を更新した。政府が通商交渉の合意に向けた進展に楽観的見解を示したことで買い優勢の展開に。トランプ米大統領がカナダとの通商交渉を速やかに終了するとの発表を受けて弱含み場面もあったが、終盤にかけて持ち直した。シカゴ日経225先物は大阪比365円高の40545円。円相場は1ドル=144円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時40640円まで買われる場面がみられた。1月高値(40300円)を上抜けてきたことで、上へのバイアスが強まりやすいだろう。この流れから日経平均株価は朝方に1月高値の40288.80円、昨年12月高値40398.23円を突破してくるとみられ、センチメントを明るくさせそうだ。
年初来高値更新でいったんは達成感が意識されるほか、ボリンジャーバンドの+3σを捉えてくることで過熱感も警戒されやすく、買い一巡後は利益確定に向かわせる可能性はありそうだ。一方で、年初来高値更新によって昨年7月の最高値が次のターゲットとして意識されそうであり、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。
もっとも、足もとでは指数インパクトの大きい値がさハイテク株への買い戻しとみられる動きが相場をけん引する形であり、全面高という形ではない。出遅れ感が目立ってきた内需系を見直す動きがみられるかが注目されるところ。また、トランプ大統領は日本との関税交渉について、7月9日の期限延長は必要ないとの考えを示したようだ。自動車貿易に不満を表明しており、自動車株は手掛けづらくさせそうだ。
そのほか、インデックスに絡んだ海外勢の買いが継続するなかで日経平均株価の強さが目立つ一方で、新興市場は利益確定の動きが目立っている。中小型株を見直す動きをみせてくるかが注目されそうである。
■日本オラクル、25/5営業利益 8.8%増 868億円
日本オラクル<4716>が発表した2025年5月期業績は、売上高が前期比7.8%増の2635億1000万円、営業利益は同8.8%増の868億3200万円だった。国内の情報サービス産業においては、システム更新需要のほか、企業が収集するあらゆるデジタルデータを活用した業務効率化、人的資本をはじめとするサステナビリティ経営の実現に向けたIT環境整備、エンドユーザーとの接点強化など企業成長、競争力強化を目的とするIT投資が底堅く推移している。
■前場の注目材料
・日経平均株価は上昇(40150.79、+566.21)
・NYダウは上昇(43819.27、+432.43)
・ナスダック総合指数は上昇(20273.46、+105.55)
・SOX指数は上昇(5544.99、+3.53)
・シカゴ日経225先物は上昇(40545、+365)
・VIX指数は低下(16.32、-0.27)
・為替相場は円安・ドル高(144.50-60)
・米原油先物相場は上昇(65.52、+0.28)
・ソフトバンクG<9984>「人工超知能で世界一」孫会長、10年後の実現目指す
・スズキ<7269>インドでシェア5割、BEVでトップ目指す
・パナソニックHD<6752>インドの洗濯機・冷蔵庫から撤退、エアコン・IoTは継続
・大豊工業<6470>社長・新美俊生氏、工程変革と新事業両輪
・不二越<6474>工具選定・段取り時短、自動旋盤用ドリル
・カナデビア<7004>理研から63億円で真空機器受注、「SPring-8」高性能化
・セイコーエプソン<6724>環境配慮加速、傘下アトミックスが精錬工場稼働
・東京ガス<9531>炭素クレジット単体販売、CO2ゼロ商材を拡充
・神戸製鋼所<5406>印の産機工場拡張、車・エネ設備向け照準
・積水化学<4204>インドに新工場、車両内外装品を射出成形
・クラレ<3405>光学用フィルム増産、液晶テレビ大型化に対応
・西松建設<1820>デジタルツイン構築、山岳トンネル工事可視化
・JR九州<9142>熊本に賃貸用物流施設、27年春に竣工
・テルモ<4543>欧子会社清算、カテーテル事業環境悪化
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 日・5月鉱工業生産速報(予想:前月比+3.5%、4月:-1.1%)
<海外>
・特になし <ST>
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