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【↓】日経平均 大引け| 小幅続落、中東情勢緊迫化で売り優勢 (6月20日)

配信日時:2025/06/20 16:32 配信元:MINKABU
日経平均株価 始値  38472.25 高値  38646.16 安値  38362.54 大引け 38403.23(前日比 -85.11 、 -0.22% ) 売買高  27億7289万株 (東証プライム概算) 売買代金 6兆6964億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は85円安と小幅続落、半導体関連株などは堅調推移  2.前日の米株式市場は休場で、全体的に方向感に欠ける展開続く  3.中東情勢が緊迫化するなか、後場は様子見で一進一退状態に  4.三菱重やIHIが安く、三菱商や三井物、任天堂が値を下げる  5.アドテストやディスコ、レーザーテクが高く、SBGも堅調 ■東京市場概況  前日の米国市場は、ジューンティーンスの祝日で休場。  東京市場では、日経平均株価は小幅続落。中東情勢が緊迫するなか、積極的な売買は手控えられ神経質な値動きが続いた。  前日の米株式市場は、奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日で休場だった。ただ、米ホワイトハウスのレビット報道官は、トランプ米大統領がイランへの軍事行動の是非を2週間以内に決めると表明。イスラエルとイランの軍事衝突を巡る緊張感は高まり、米国が軍事行動に踏み切ることへの警戒感が膨らんだ。これを受けた東京市場では、寄り付きの日経平均が小幅に値を下げてスタートしたが、下値には買いが入り午前10時過ぎには一時150円を超える上昇となった。半導体関連株などが値を上げた。しかし、上値は重く買い一巡後は再びマイナス圏に下落した。後場に入ってからは様子見姿勢が強まり、前日終値近辺の3万8500円ラインを挟んだ一進一退が続いたが、大引けにかけて売りが膨らんだ。  個別銘柄では、三菱重工業<7011>やIHI<7013>が安く、三菱商事<8058>や三井物産<8031>が軟調。任天堂<7974>が値を下げ、トヨタ自動車<7203>やソニーグループ<6758>が下落した。サンリオ<8136>やファーストリテイリング<9983>、良品計画<7453>が軟調だった。フジクラ<5803>や日立製作所<6501>、リクルートホールディングス<6098>も値を下げた。  半面、アドバンテスト<6857>やディスコ<6146>、レーザーテック<6920>が高く、ソフトバンクグループ<9984>やソシオネクスト<6526>が上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や伊藤忠商事<8001>が堅調で、日本郵船<9101>や商船三井<9104>が値を上げた。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、SBG <9984>、TDK <6762>、レーザーテク <6920>、ディスコ <6146>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約192円。うち106円はアドテスト1銘柄によるもの。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、任天堂 <7974>、KDDI <9433>、ソニーG <6758>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約130円。うち68円はファストリ1銘柄によるもの。  東証33業種のうち上昇はパルプ・紙、海運業の2業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)繊維製品、(2)倉庫・運輸、(3)化学、(4)銀行業、(5)不動産業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)非鉄金属、(2)電気・ガス、(3)ゴム製品、(4)鉄鋼、(5)サービス業。 ■個別材料株 △オカムラ食品 <2938> [東証S]  ラトビアでの養殖事業開始に向け現地企業の株式取得。 △ダイワボウ <3107> [東証P]  420万株を上限とする自社株買いを実施へ。 △PバンCOM <3559> [東証S]  ブロック図のAI自動生成を開始。 △サイオス <3744> [東証S]  米国発のAI関連人気に乗り波状的な資金流入続く。 △大幸薬品 <4574> [東証P]  引き続き正露丸の主成分がアニサキスの運動抑制との発表を好材料視。 △コンヴァノ <6574> [東証G]  26年3月期業績予想と中計数値目標を上方修正。 △HPCシス <6597> [東証G]  25年6月期配当予想の上方修正を好感。 △ピアズ <7066> [東証G]  金融分野向けオンライン商談システム事業の取得。 △メニコン <7780> [東証P]  上限3%の自社株買いを好感。 △エージーピー <9377> [東証S]  豪マッコーリーが1株2015円でTOBを提案。 ▼ホシザキ <6465> [東証P]  モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を格下げ。 ▼ダイワ通信 <7116> [東証S]  宣誓書違反による再審査に関する猶予期間入り。  東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)大幸薬品 <4574>、(2)インターアク <7725>、(3)中国塗 <4617>、(4)キオクシア <285A>、(5)三井E&S <7003>、(6)日本マイクロ <6871>、(7)芝浦 <6590>、(8)メニコン <7780>、(9)トリケミカル <4369>、(10)サムコ <6387>。  値下がり率上位10傑は(1)イーレックス <9517>、(2)ミガロHD <5535>、(3)電気興 <6706>、(4)タカミヤ <2445>、(5)SREHD <2980>、(6)フューチャー <4722>、(7)任天堂 <7974>、(8)サガミHD <9900>、(9)WDB <2475>、(10)ボードルア <4413>。 【大引け】  日経平均は前日比85.11円(0.22%)安の3万8403.23円。TOPIXは前日比20.82(0.75%)安の2771.26。出来高は概算で27億7289万株。東証プライムの値上がり銘柄数は449、値下がり銘柄数は1125となった。東証グロース250指数は750.71ポイント(6.87ポイント安)。 [2025年6月20日] 株探ニュース

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