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株式会社ハルメクホールディングス×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(10)
配信日時:2025/06/18 12:40
配信元:FISCO
*12:40JST 株式会社ハルメクホールディングス×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(10)
ハルメクホールディングス<7119>
■ハルメクHD 宮澤様
ありがとうございます。まさにおっしゃるように、長くお付き合いいただけるお客様との関係を築いていくことが、私たちの一番大切にしていることのひとつです。50代からご縁をいただいて、そこから先の60代、70代、80代と、30年、40年と長くハルメクとお付き合いいただけるような関係を築いていきたいと思っております。
●DAIBOUCHOU
次の質問ですが、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)や老人ホームの仲介・あっせん、不動産の整理や相続対策といった分野には、さまざまな事業拡大の余地があるように思います。今後、これらの領域における事業拡大の見通しについて、お聞かせいただけますでしょうか。
■ハルメクHD 宮澤様
はい、おっしゃるとおり、当社の事業は大きく3つございますが、まだまだ50代以上の女性が本当に必要としているものは、数多くあると感じています。そうしたニーズに応える取り組みを通じて、事業をさらに拡大していきたいと考えております。
具体的には、「情報コンテンツ」「物販」「コミュニティ」の3つの分野で展開しています。「コミュニティ&サービス」と申しますのは、相続や介護、不動産の相談など、お客様の暮らしに密接に関わるサービスを指しています。これらの分野において、当社のお客様が真に必要としている価値を、今後も積極的に提供してまいりたいと考えています。
現在、スライドにもございますように、当社では事業拡大の手法として「オーガニック」と「M&A」の両輪で取り組みを進めています。
まずオーガニック成長については、自社でゼロからサービスや事業を立ち上げることにチャレンジしていく方針です。自分たちの手で、必要な価値を創出していくことが重要だと考えています。
一方で、M&Aによって時間を短縮し、当社に不足しているノウハウやリソースを補うことも重視しています。具体的には、お客様の属性(既存顧客か新規顧客か)を縦軸に、商品が当社に既にあるか、新規のものかを横軸にしたマトリックスを用いて、戦略的にM&Aの方向性を検討しています。
1つの狙いとしては、既存のお客様に対し、当社がまだ提供できていない商品やサービスを持つ企業を買収し、その新たな価値を届けていくことです。これにより、お客様に対する提供価値の幅をさらに広げていきたいと考えています。
またもう1つのアプローチとしては、当社とは商品構成が異なるものの、年齢層やライフスタイルなど顧客プロファイルが非常に近い顧客基盤を持つ企業をM&Aの対象とし、そうした企業のお客様に当社の商品やサービスを提供していくという戦略も進めています。
もちろん、これ以外にもさまざまな可能性があると考えておりますが、こうした視点を軸に、今後もM&Aの取り組みを積極的に進めてまいります。
●DAIBOUCHOU
確かに、御社はすでに多くのお客様をお持ちですので、そうした既存顧客に対して新たな商品やサービスを提供すれば、自然と売上の伸びも期待できると思います。また、顧客基盤が拡大すれば、それに伴って売上も増加していきますよね。
今ご説明いただいたM&Aについてですが、買収によって得られる事業は中期経営計画にはまだ織り込まれていないとのことですので、それが実現すれば、増収増益の要因になると理解されます。いずれにしても、シナジー効果が期待できるM&Aには大いに注目したいところです。
次に、株価についてお伺いします。
IPO初年度である2023年以降、現在の株価は残念ながら当時の半分程度まで下落しています。この現状について、御社としてはどのように受け止めておられますでしょうか。また、投資家からの評価を高めていくために、どのような取り組みを行っているのか、お聞かせいただけますでしょうか。
■ハルメクHD 宮澤様
ご指摘のとおり、現状の株価水準は非常に厳しいものだと受け止めております。特に、株価が高い時期にご購入いただいた株主の皆様には、申し訳ない気持ちでおります。
今後、株価をどのようにして引き上げていくかについてですが、まず1つ目の取り組みは、当社のビジネスモデルや中長期的な成長戦略、そして当社の強みについて、より多くの投資家の方にご理解いただけるよう、積極的にIR活動を行っていくことです。まさに本日は、そのような場をいただいていると感じております。
2つ目は、株主還元の強化です。これまでも株主優待を実施してまいりましたが、今回、初めて配当を実施する予定です。今後は、株主優待と配当を組み合わせた形で、株主還元をしっかりと行ってまいります。それにより、より多くの投資家の皆様に当社の株を保有していただけるよう努めてまいります。
そして3つ目は、当然のことではありますが、実績をしっかりと出していくことです。業績予想や計画を着実に達成し、「絵に描いた餅」ではないという信頼感を持っていただくことが、結果として株価の上昇につながると考えております。
今後も、誠実な経営と着実な実行を通じて、株主の皆様のご期待にお応えしていきたいと思います。
●DAIBOUCHOU
確かに、中期経営計画のとおりに業績が進捗すれば、現在の株価水準はかなり割安と考えられると思います。とはいえ、まだ中期経営計画に対する市場からの信頼性という点では、やや不足している部分もあると思いますが、本日お話を伺う中で、増益の見込みについては、ある程度実現可能性が高いと感じました。
また、配当の実施は非常に効果的だと思います。配当があるかないかで、増益による株主への還元の実感は大きく異なります。仮に利益が2倍になれば、配当も2倍になるというのは、株主にとって非常にありがたいことです。今回、配当を出していただいたことは、大変ありがたく感じています。
また、御社の事業内容を拝見する限り、そこまで大規模な資産を必要とするビジネスモデルではないように思います。その意味でも、今後さらに株主還元に力を入れていただければと期待しています。
さて、次の質問ですが、御社は2024年5月と9月に株主優待を変更されています。この株主優待制度の見直しについて、その狙いや目的をお聞かせいただけますでしょうか。
株式会社ハルメクホールディングス×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(11)に続く
<MY>
■ハルメクHD 宮澤様
ありがとうございます。まさにおっしゃるように、長くお付き合いいただけるお客様との関係を築いていくことが、私たちの一番大切にしていることのひとつです。50代からご縁をいただいて、そこから先の60代、70代、80代と、30年、40年と長くハルメクとお付き合いいただけるような関係を築いていきたいと思っております。
●DAIBOUCHOU
次の質問ですが、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)や老人ホームの仲介・あっせん、不動産の整理や相続対策といった分野には、さまざまな事業拡大の余地があるように思います。今後、これらの領域における事業拡大の見通しについて、お聞かせいただけますでしょうか。
■ハルメクHD 宮澤様
はい、おっしゃるとおり、当社の事業は大きく3つございますが、まだまだ50代以上の女性が本当に必要としているものは、数多くあると感じています。そうしたニーズに応える取り組みを通じて、事業をさらに拡大していきたいと考えております。
具体的には、「情報コンテンツ」「物販」「コミュニティ」の3つの分野で展開しています。「コミュニティ&サービス」と申しますのは、相続や介護、不動産の相談など、お客様の暮らしに密接に関わるサービスを指しています。これらの分野において、当社のお客様が真に必要としている価値を、今後も積極的に提供してまいりたいと考えています。
現在、スライドにもございますように、当社では事業拡大の手法として「オーガニック」と「M&A」の両輪で取り組みを進めています。
まずオーガニック成長については、自社でゼロからサービスや事業を立ち上げることにチャレンジしていく方針です。自分たちの手で、必要な価値を創出していくことが重要だと考えています。
一方で、M&Aによって時間を短縮し、当社に不足しているノウハウやリソースを補うことも重視しています。具体的には、お客様の属性(既存顧客か新規顧客か)を縦軸に、商品が当社に既にあるか、新規のものかを横軸にしたマトリックスを用いて、戦略的にM&Aの方向性を検討しています。
1つの狙いとしては、既存のお客様に対し、当社がまだ提供できていない商品やサービスを持つ企業を買収し、その新たな価値を届けていくことです。これにより、お客様に対する提供価値の幅をさらに広げていきたいと考えています。
またもう1つのアプローチとしては、当社とは商品構成が異なるものの、年齢層やライフスタイルなど顧客プロファイルが非常に近い顧客基盤を持つ企業をM&Aの対象とし、そうした企業のお客様に当社の商品やサービスを提供していくという戦略も進めています。
もちろん、これ以外にもさまざまな可能性があると考えておりますが、こうした視点を軸に、今後もM&Aの取り組みを積極的に進めてまいります。
●DAIBOUCHOU
確かに、御社はすでに多くのお客様をお持ちですので、そうした既存顧客に対して新たな商品やサービスを提供すれば、自然と売上の伸びも期待できると思います。また、顧客基盤が拡大すれば、それに伴って売上も増加していきますよね。
今ご説明いただいたM&Aについてですが、買収によって得られる事業は中期経営計画にはまだ織り込まれていないとのことですので、それが実現すれば、増収増益の要因になると理解されます。いずれにしても、シナジー効果が期待できるM&Aには大いに注目したいところです。
次に、株価についてお伺いします。
IPO初年度である2023年以降、現在の株価は残念ながら当時の半分程度まで下落しています。この現状について、御社としてはどのように受け止めておられますでしょうか。また、投資家からの評価を高めていくために、どのような取り組みを行っているのか、お聞かせいただけますでしょうか。
■ハルメクHD 宮澤様
ご指摘のとおり、現状の株価水準は非常に厳しいものだと受け止めております。特に、株価が高い時期にご購入いただいた株主の皆様には、申し訳ない気持ちでおります。
今後、株価をどのようにして引き上げていくかについてですが、まず1つ目の取り組みは、当社のビジネスモデルや中長期的な成長戦略、そして当社の強みについて、より多くの投資家の方にご理解いただけるよう、積極的にIR活動を行っていくことです。まさに本日は、そのような場をいただいていると感じております。
2つ目は、株主還元の強化です。これまでも株主優待を実施してまいりましたが、今回、初めて配当を実施する予定です。今後は、株主優待と配当を組み合わせた形で、株主還元をしっかりと行ってまいります。それにより、より多くの投資家の皆様に当社の株を保有していただけるよう努めてまいります。
そして3つ目は、当然のことではありますが、実績をしっかりと出していくことです。業績予想や計画を着実に達成し、「絵に描いた餅」ではないという信頼感を持っていただくことが、結果として株価の上昇につながると考えております。
今後も、誠実な経営と着実な実行を通じて、株主の皆様のご期待にお応えしていきたいと思います。
●DAIBOUCHOU
確かに、中期経営計画のとおりに業績が進捗すれば、現在の株価水準はかなり割安と考えられると思います。とはいえ、まだ中期経営計画に対する市場からの信頼性という点では、やや不足している部分もあると思いますが、本日お話を伺う中で、増益の見込みについては、ある程度実現可能性が高いと感じました。
また、配当の実施は非常に効果的だと思います。配当があるかないかで、増益による株主への還元の実感は大きく異なります。仮に利益が2倍になれば、配当も2倍になるというのは、株主にとって非常にありがたいことです。今回、配当を出していただいたことは、大変ありがたく感じています。
また、御社の事業内容を拝見する限り、そこまで大規模な資産を必要とするビジネスモデルではないように思います。その意味でも、今後さらに株主還元に力を入れていただければと期待しています。
さて、次の質問ですが、御社は2024年5月と9月に株主優待を変更されています。この株主優待制度の見直しについて、その狙いや目的をお聞かせいただけますでしょうか。
株式会社ハルメクホールディングス×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(11)に続く
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