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三機工業 Research Memo(6):2026年3月期は減収ながら利益率改善で11.9%の営業増益予想
配信日時:2025/06/18 11:06
配信元:FISCO
*11:06JST 三機工業 Research Memo(6):2026年3月期は減収ながら利益率改善で11.9%の営業増益予想
■三機工業<1961>の今後の見通し
● 2026年3月期の業績見通し
(1) 損益予想
2026年3月期の業績は、売上高が250,000百万円(前期比1.2%減)、営業利益が24,500百万円(同11.9%増)、経常利益が25,000百万円(同8.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が19,500百万円(同13.3%増)と予想している。減収ながら採算性の良い工事が完成することから、利益率の改善により営業増益を見込んでいる。
受注高については240,000百万円(前期比9.4%減)を予想しており、次期繰越高は200,731百万円(前期末比4.7%減)の見込みである。受注高が前期比で減少する予想となっているが、これは事業環境が悪化すると見ているわけではなく、現在の手持ち工事が満杯状態であることから施工管理の点から受注をやや抑制する可能性があるためだ。
売上総利益率は、受注環境の改善により手持工事の採算性が前期より改善していることから20.6%(前期比1.8ポイント上昇)を見込んでおり、前期比でさらに改善する予想だ。一方、販管費は、前期ほどの上昇はなく同5.5%増を見込んでいる。この結果、減収予想ではあるが営業利益は増加する見込みだ。同社によれば、「期末の繰越工事高1,892億円のうち、約1,300億円は期中に完成予定」とのことから、この業績予想が達成される可能性は高い。今後の期中受注・完成の金額や様々な工事の進捗状況によってはさらなる上方修正の可能性があると弊社では見ている。
(2) セグメント別見通し
建築設備事業の売上高は204,000百万円(前期比2.4%減)と予想している。サブセグメント別では、ビル空調衛生は手持ち工事がほぼ満杯であることから前期比5.1%減の70,000百万円、産業空調も同様の傾向から同5.8%減の86,000百万円を見込んでいる。電気はEV電池関連をはじめ、大型工事の受注残が豊富であることから同11.3%増の34,000百万円、ファシリティシステムも堅調に推移する見込みで同4.6%増の14,000百万円を予想している。
プラント設備事業の売上高は44,000百万円(前期比4.2%増)を想定している。セグメント別では、機械システムは手持ち工事が進捗する予想であることから前期比28.0%増の14,000百万円を見込んでいる。環境システムは前期の反動もあり同4.2%減の30,000百万円を予想しているが、30,000百万円台は維持する見込みだ。不動産事業及びその他の売上高は、それぞれ2,500百万円(同3.5%減)、700百万円(同5.4%減)を見込んでいる。
受注高は、過去2年間が堅調であったことに加え、手持ち工事も高水準であることから240,000百万円(前期比9.4%減)を想定しているが、事業環境が悪化すると予想しているわけではなく、手持ち工事高が高水準であることから、施工能力を鑑みて控え目な予想としている。主力の建築設備事業は、198,000百万円(同9.4%減)を見込んでいる。サブセグメント別では、ビル空調衛生が引き続き堅調であり、前期比20.8%増の84,000百万円、産業空調は過去2年間に大型案件が高水準であったこともあり、同26.7%減の69,000百万円を見込んでいる。電気も同様の傾向で、同28.3%減の29,000百万円を見込んでいる。ファシリティシステムは同10.8%増の16,000百万円と堅調に推移する予想だ。
プラント設備事業は40,000百万円(前期比9.8%減)を想定している。サブセグメント別では、機械システムがマテハン関連を中心に回復が見られることから前期比18.9%増の13,000百万円を予想している。環境システムは、前期に大型案件を獲得した反動に加えて、施工能力を鑑みて受注をやや抑制しつつあるため同19.2%減の27,000百万円を見込んでいるが、過去と比べると悪い水準ではない。不動産事業及びその他の受注高は、それぞれ2,500百万円(同3.6%減)、700百万円(同4.1%減)を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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● 2026年3月期の業績見通し
(1) 損益予想
2026年3月期の業績は、売上高が250,000百万円(前期比1.2%減)、営業利益が24,500百万円(同11.9%増)、経常利益が25,000百万円(同8.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が19,500百万円(同13.3%増)と予想している。減収ながら採算性の良い工事が完成することから、利益率の改善により営業増益を見込んでいる。
受注高については240,000百万円(前期比9.4%減)を予想しており、次期繰越高は200,731百万円(前期末比4.7%減)の見込みである。受注高が前期比で減少する予想となっているが、これは事業環境が悪化すると見ているわけではなく、現在の手持ち工事が満杯状態であることから施工管理の点から受注をやや抑制する可能性があるためだ。
売上総利益率は、受注環境の改善により手持工事の採算性が前期より改善していることから20.6%(前期比1.8ポイント上昇)を見込んでおり、前期比でさらに改善する予想だ。一方、販管費は、前期ほどの上昇はなく同5.5%増を見込んでいる。この結果、減収予想ではあるが営業利益は増加する見込みだ。同社によれば、「期末の繰越工事高1,892億円のうち、約1,300億円は期中に完成予定」とのことから、この業績予想が達成される可能性は高い。今後の期中受注・完成の金額や様々な工事の進捗状況によってはさらなる上方修正の可能性があると弊社では見ている。
(2) セグメント別見通し
建築設備事業の売上高は204,000百万円(前期比2.4%減)と予想している。サブセグメント別では、ビル空調衛生は手持ち工事がほぼ満杯であることから前期比5.1%減の70,000百万円、産業空調も同様の傾向から同5.8%減の86,000百万円を見込んでいる。電気はEV電池関連をはじめ、大型工事の受注残が豊富であることから同11.3%増の34,000百万円、ファシリティシステムも堅調に推移する見込みで同4.6%増の14,000百万円を予想している。
プラント設備事業の売上高は44,000百万円(前期比4.2%増)を想定している。セグメント別では、機械システムは手持ち工事が進捗する予想であることから前期比28.0%増の14,000百万円を見込んでいる。環境システムは前期の反動もあり同4.2%減の30,000百万円を予想しているが、30,000百万円台は維持する見込みだ。不動産事業及びその他の売上高は、それぞれ2,500百万円(同3.5%減)、700百万円(同5.4%減)を見込んでいる。
受注高は、過去2年間が堅調であったことに加え、手持ち工事も高水準であることから240,000百万円(前期比9.4%減)を想定しているが、事業環境が悪化すると予想しているわけではなく、手持ち工事高が高水準であることから、施工能力を鑑みて控え目な予想としている。主力の建築設備事業は、198,000百万円(同9.4%減)を見込んでいる。サブセグメント別では、ビル空調衛生が引き続き堅調であり、前期比20.8%増の84,000百万円、産業空調は過去2年間に大型案件が高水準であったこともあり、同26.7%減の69,000百万円を見込んでいる。電気も同様の傾向で、同28.3%減の29,000百万円を見込んでいる。ファシリティシステムは同10.8%増の16,000百万円と堅調に推移する予想だ。
プラント設備事業は40,000百万円(前期比9.8%減)を想定している。サブセグメント別では、機械システムがマテハン関連を中心に回復が見られることから前期比18.9%増の13,000百万円を予想している。環境システムは、前期に大型案件を獲得した反動に加えて、施工能力を鑑みて受注をやや抑制しつつあるため同19.2%減の27,000百万円を見込んでいるが、過去と比べると悪い水準ではない。不動産事業及びその他の受注高は、それぞれ2,500百万円(同3.6%減)、700百万円(同4.1%減)を見込んでいる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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