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AIAI Research Memo(3):認可保育園と児童発達支援施設が主力、保育所等訪問支援も本格展開
配信日時:2025/06/06 11:33
配信元:FISCO
*11:33JST AIAI Research Memo(3):認可保育園と児童発達支援施設が主力、保育所等訪問支援も本格展開
■AIAIグループ<6557>の事業概要
1. 事業概要
同社は東京都・千葉県・神奈川県及び大阪府におけるAIAI NURSERY及びAIAI PLUSの運営を主力としている。さらに、発達障害児の数が増加傾向という事業環境に対応し、2024年10月よりAIAI VISITを本格的に展開している。2025年3月期末時点の運営施設数はAIAI NURSERYが87施設、AIAI PLUSが21施設、AIAI VISITが1施設、合計109施設である。なお2025年4月にAIAI NURSERYの2施設を新規開園、小規模保育園の2施設を譲渡したほか、M&Aにより、同年4月にぽこころ保育園1施設(東京都)、同年5月にナーサリーホーム3施設(千葉県)が加わり、2025年5月時点の施設数は合計113施設となっている。
AIAI NURSERYは児童福祉法に基づいた児童福祉施設で、面積や保育士等職員数など国が定めた設置基準を満たし、都道府県知事等に認可された施設である。国及び自治体が負担する施設型給付(園児や保育士に関する補助金、施設の賃借に関する補助金等)を受けて施設を運営する。小規模保育施設AIAI MINIは子ども・子育て支援制度によって新設された保育施設で、19名以下の定員かつ0歳から2歳までの子どもを対象として市町村の認可を受けた施設である。利用者からの保育料及び自治体からの地域型保育給付を受けて施設を運営する。
AIAI PLUSは発達に遅れのある未就学児(小学校入学前の児童)を対象として、日常生活における基本的な動作の指導や知識技能の付与、集団生活への適応訓練などの児童発達支援を提供する施設である。1回95分コースのプログラム(運動プログラム、学習プログラム)に週2回以上取り組むことで、適切な行動をとるための感覚情報を処理・組織化していく感覚統合を育成し、発達をサポートする。児童の発達支援において多様化するニーズに応えるため、支援プログラムに関する専門家が個別にサービスを提供している。
AIAI VISITは同社の職員(有資格の支援員)が保育所などの施設を訪問し、療育サービスを提供する訪問支援型サービスである。発達障害児の数が増加傾向という事業環境に対応し、自社のAIAI NURSERYに留まらず、他社運営の保育園・幼稚園にも広範囲で訪問して療育を提供する。2024年7月には、子育て支援の大手であるJPホールディングス<2749>に対してAIAI VISITの提供を開始した。
特色ある独自の幼児教育プログラムや「AIAI三育圏」のシナジーが強み
2. 特徴・強み
同社の「AIAI三育圏」の強みとしては、1) 特色のある独自の幼児教育プログラムが高い評価を得ていること、2) 東京都・千葉県・神奈川県・大阪府に集中したドミナント戦略によって効率よく展開していること、3) 近年需要が高まっている未就学児の療育に対して保育・療育・教育の3つの「育」を一体的に提供する体制を自社内で構築して、豊富なノウハウと実績を有していること、4) 「AIAI三育圏」のシナジー効果によって高い生産性を実現していることなどがある。このような特徴・強みにより、特に千葉県においては高いシェアを有し、千葉県内における施設用土地・建物賃貸情報を得やすくなり、新卒保育士の採用でも有利な状況となっている。
AIAI NURSERYは単に子どもを預かるだけの保育園ではなく、オリジナル大型遊具「AINI(アイニー)」や雨天対応大型遊具「AINI BOX」(子どもの運動能力を伸ばす総合アスレチックで2021年8月に第15回キッズデザイン賞を受賞)を設置しているほか、各施設に専用の学習室を設けて、数・図形・文字などに関わる感覚を豊かにするプログラムを実施するなど、「子どもの才能が伸びる園」として就学前能動的学習の充実を図っている。AIAI NURSERYの幼児教育(知識教育、思考教育)は、保護者アンケートに基づき、現場の保育士の提案に沿って独自にカリキュラム化し、週1~2回・各40~50分実施している。
またAIAI PLUSやAIAI VISITの療育サービスにおける同社の強みとしては、1) 同業他社のなかで唯一学習と運動が一体化された独自の療育プログラムを提供していること、2) DXによって効率化されたオペレーションにより、これまで一般的に2ヶ月程度かかるとされていた手続期間を問い合わせから最短2週間に短縮できること、3) AIを活用した発達分析機能によってエビデンス(AIAI NURSERYの全園児約5,000人の発達記録ビッグデータと照らし合わせることで、当該園児の発達と同年齢の子どもの発達の乖離度を可視化)のある療育を提供できることなどがある。AIAI PLUSでは2021年4月にサービス内容をリニューアルし、学習と運動を支援する「プログラムの専門家」して新たな発達支援プログラムをスタートさせた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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1. 事業概要
同社は東京都・千葉県・神奈川県及び大阪府におけるAIAI NURSERY及びAIAI PLUSの運営を主力としている。さらに、発達障害児の数が増加傾向という事業環境に対応し、2024年10月よりAIAI VISITを本格的に展開している。2025年3月期末時点の運営施設数はAIAI NURSERYが87施設、AIAI PLUSが21施設、AIAI VISITが1施設、合計109施設である。なお2025年4月にAIAI NURSERYの2施設を新規開園、小規模保育園の2施設を譲渡したほか、M&Aにより、同年4月にぽこころ保育園1施設(東京都)、同年5月にナーサリーホーム3施設(千葉県)が加わり、2025年5月時点の施設数は合計113施設となっている。
AIAI NURSERYは児童福祉法に基づいた児童福祉施設で、面積や保育士等職員数など国が定めた設置基準を満たし、都道府県知事等に認可された施設である。国及び自治体が負担する施設型給付(園児や保育士に関する補助金、施設の賃借に関する補助金等)を受けて施設を運営する。小規模保育施設AIAI MINIは子ども・子育て支援制度によって新設された保育施設で、19名以下の定員かつ0歳から2歳までの子どもを対象として市町村の認可を受けた施設である。利用者からの保育料及び自治体からの地域型保育給付を受けて施設を運営する。
AIAI PLUSは発達に遅れのある未就学児(小学校入学前の児童)を対象として、日常生活における基本的な動作の指導や知識技能の付与、集団生活への適応訓練などの児童発達支援を提供する施設である。1回95分コースのプログラム(運動プログラム、学習プログラム)に週2回以上取り組むことで、適切な行動をとるための感覚情報を処理・組織化していく感覚統合を育成し、発達をサポートする。児童の発達支援において多様化するニーズに応えるため、支援プログラムに関する専門家が個別にサービスを提供している。
AIAI VISITは同社の職員(有資格の支援員)が保育所などの施設を訪問し、療育サービスを提供する訪問支援型サービスである。発達障害児の数が増加傾向という事業環境に対応し、自社のAIAI NURSERYに留まらず、他社運営の保育園・幼稚園にも広範囲で訪問して療育を提供する。2024年7月には、子育て支援の大手であるJPホールディングス<2749>に対してAIAI VISITの提供を開始した。
特色ある独自の幼児教育プログラムや「AIAI三育圏」のシナジーが強み
2. 特徴・強み
同社の「AIAI三育圏」の強みとしては、1) 特色のある独自の幼児教育プログラムが高い評価を得ていること、2) 東京都・千葉県・神奈川県・大阪府に集中したドミナント戦略によって効率よく展開していること、3) 近年需要が高まっている未就学児の療育に対して保育・療育・教育の3つの「育」を一体的に提供する体制を自社内で構築して、豊富なノウハウと実績を有していること、4) 「AIAI三育圏」のシナジー効果によって高い生産性を実現していることなどがある。このような特徴・強みにより、特に千葉県においては高いシェアを有し、千葉県内における施設用土地・建物賃貸情報を得やすくなり、新卒保育士の採用でも有利な状況となっている。
AIAI NURSERYは単に子どもを預かるだけの保育園ではなく、オリジナル大型遊具「AINI(アイニー)」や雨天対応大型遊具「AINI BOX」(子どもの運動能力を伸ばす総合アスレチックで2021年8月に第15回キッズデザイン賞を受賞)を設置しているほか、各施設に専用の学習室を設けて、数・図形・文字などに関わる感覚を豊かにするプログラムを実施するなど、「子どもの才能が伸びる園」として就学前能動的学習の充実を図っている。AIAI NURSERYの幼児教育(知識教育、思考教育)は、保護者アンケートに基づき、現場の保育士の提案に沿って独自にカリキュラム化し、週1~2回・各40~50分実施している。
またAIAI PLUSやAIAI VISITの療育サービスにおける同社の強みとしては、1) 同業他社のなかで唯一学習と運動が一体化された独自の療育プログラムを提供していること、2) DXによって効率化されたオペレーションにより、これまで一般的に2ヶ月程度かかるとされていた手続期間を問い合わせから最短2週間に短縮できること、3) AIを活用した発達分析機能によってエビデンス(AIAI NURSERYの全園児約5,000人の発達記録ビッグデータと照らし合わせることで、当該園児の発達と同年齢の子どもの発達の乖離度を可視化)のある療育を提供できることなどがある。AIAI PLUSでは2021年4月にサービス内容をリニューアルし、学習と運動を支援する「プログラムの専門家」して新たな発達支援プログラムをスタートさせた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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