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前場に注目すべき3つのポイント~米中交渉の進展期待から押し目狙いのスタンス~
配信日時:2025/06/06 08:44
配信元:FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~米中交渉の進展期待から押し目狙いのスタンス~
6日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■米中交渉の進展期待から押し目狙いのスタンス
■アインHD、25/4営業利益 17.4%減 168億円、26/4予想 29.6%増 218億円
■前場の注目材料:トヨタ自、ダイハツ工業、再スタートの第一歩、3年ぶり新型車
■米中交渉の進展期待から押し目狙いのスタンス
6日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感が強まるなかで、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。5日の米国市場は、NYダウが108ドル安、ナスダックは162ポイント安だった。週次新規失業保険申請件数が予想外に増加し、労働市場の減速懸念が重荷になった。トランプ米大統領が中国の習主席との電話会談が前向きな結果で終了したと言及すると、米中貿易摩擦への懸念が和らぐ場面もみられたが、テスラの急落が投資家心理を冷ます形になった。シカゴ日経225先物は大阪比35円安の37485円。円相場は1ドル=143円50銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで37310円まで売られ、支持線として意識されていた25日線を下回ってきたが、米中首脳会談が行われたことで、今後の米中交渉の進展期待が高まりやすく、押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。週末に米雇用統計を控えていることで積極的な売買は手控えられそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。
米中首脳の電話会談では貿易交渉の安定化を目指して近く閣僚級協議を開くことで合意した。自動車などの産業に必要不可欠なレアアースの輸出問題を取り上げたと報じられており、詳細は不明ではあるものの、レアアース不足で生産停止の影響が出てきたスズキ<7269>など自動車各社への買い戻しの動きが出てくるようだと、安心感につながる可能性がありそうだ。
米雇用統計の発表を控え、全体としては利益確定の売りが入りやすいだろう。強い基調が続いている中小型株においても、いったん利食いに向かわせる可能性がありそうだ。ただし、中小型株については良好な需給状況のなかで押し目狙いに向かわせよう。また、リバランスの動きがみられるなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への買い戻しも意識されやすいだろう。
■アインHD、25/4営業利益 17.4%減 168億円、26/4予想 29.6%増 218億円
アインHD<9627>が発表した2025年4月期業績は、売上高が前期比14.3%増の4568億400万円、営業利益は同17.4%減の168億7100万円だった。高額医薬品の処方が増え処方箋単価が上昇したほか、24年8月にインテリア・雑貨店「フランフラン」を買収したことで小売事業の売り上げが伸びた。利益面では「敷地内薬局」の収益力が調剤報酬改定で落ち込んだ。フランフラン買収が通期で寄与することで、26年4月期業績は、売上高が前期比14.3%増の5220億円、営業利益は同29.6%増の218億6000万円を計画。クラフトの買収効果は織り込んでおらず、買収完了後に業績予想を修正する見込み。
■前場の注目材料
・為替相場は円安・ドル高(143.40-50)
・米原油先物相場は上昇(63.37、+0.52)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・トヨタ自<7203>ダイハツ工業、再スタートの第一歩、3年ぶり新型車
・キオクシアHD<285A>記憶容量ベースで生産倍増、AI需要深耕
・日本郵政<6178>日本郵便、事業許可取り消しへ、国交省通知、法定点呼実施せず
・兼松<8020>DX加速、技術革新を創出、グループ基幹システム刷新へ新会社
・日産自<7201>中国でEVセダン「N7」好評、1カ月で1万7215台受注
・マツダ<7261>上級SUVとEV混流生産、山口・防府市で27年
・ニフコ<7988>圧力開放弁の標準品量産、リチウム電池パック爆発防ぐ
・ソディック<6143>総菜など真空冷却、全自動装置開発、内部から均一・急速
・安川電機<6506>社長・小川昌寛氏、エッジ側から需要創出
・中西製作所<5941>装置、過熱水蒸気で食品殺菌、初発菌数を大幅低減
・TOPPANHD<7911>クレカ製造・発行のタイ企業買収
・さくら<3778>JERAと、東京湾火力にDC設置、電力直接供給・空調に冷熱
・三井化学<4183>欧ディスペリクスと、ARグラス用光導波路開発で協業
・サッポロHD<2501>ビール4社、自動運転トラック実証、「レベル2」で幹線輸送
・NXHD<9147>ベルギーに物流施設、欧の医薬品拠点を強化
・兼松<8020>三菱地所などと、「空飛ぶクルマ」都内で運航実証
・NEC<6701>頭頸部がんワクチン、第1相臨床で「良好」、仏トランスジーンと確認
・不二精機<6400>米飯装置を9月発売、おにぎり5個30秒で供給
・日立建機<6305>油圧ショベル自動化、清水建設などと実証
・鹿島<1812>海上作業を効率化、桟橋など上部工をフルプレキャストに
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 4月家計支出(予想:前年比+1.4%、3月:+2.1%)
<海外>
・特になし <ST>
■米中交渉の進展期待から押し目狙いのスタンス
■アインHD、25/4営業利益 17.4%減 168億円、26/4予想 29.6%増 218億円
■前場の注目材料:トヨタ自、ダイハツ工業、再スタートの第一歩、3年ぶり新型車
■米中交渉の進展期待から押し目狙いのスタンス
6日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感が強まるなかで、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。5日の米国市場は、NYダウが108ドル安、ナスダックは162ポイント安だった。週次新規失業保険申請件数が予想外に増加し、労働市場の減速懸念が重荷になった。トランプ米大統領が中国の習主席との電話会談が前向きな結果で終了したと言及すると、米中貿易摩擦への懸念が和らぐ場面もみられたが、テスラの急落が投資家心理を冷ます形になった。シカゴ日経225先物は大阪比35円安の37485円。円相場は1ドル=143円50銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで37310円まで売られ、支持線として意識されていた25日線を下回ってきたが、米中首脳会談が行われたことで、今後の米中交渉の進展期待が高まりやすく、押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。週末に米雇用統計を控えていることで積極的な売買は手控えられそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。
米中首脳の電話会談では貿易交渉の安定化を目指して近く閣僚級協議を開くことで合意した。自動車などの産業に必要不可欠なレアアースの輸出問題を取り上げたと報じられており、詳細は不明ではあるものの、レアアース不足で生産停止の影響が出てきたスズキ<7269>など自動車各社への買い戻しの動きが出てくるようだと、安心感につながる可能性がありそうだ。
米雇用統計の発表を控え、全体としては利益確定の売りが入りやすいだろう。強い基調が続いている中小型株においても、いったん利食いに向かわせる可能性がありそうだ。ただし、中小型株については良好な需給状況のなかで押し目狙いに向かわせよう。また、リバランスの動きがみられるなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への買い戻しも意識されやすいだろう。
■アインHD、25/4営業利益 17.4%減 168億円、26/4予想 29.6%増 218億円
アインHD<9627>が発表した2025年4月期業績は、売上高が前期比14.3%増の4568億400万円、営業利益は同17.4%減の168億7100万円だった。高額医薬品の処方が増え処方箋単価が上昇したほか、24年8月にインテリア・雑貨店「フランフラン」を買収したことで小売事業の売り上げが伸びた。利益面では「敷地内薬局」の収益力が調剤報酬改定で落ち込んだ。フランフラン買収が通期で寄与することで、26年4月期業績は、売上高が前期比14.3%増の5220億円、営業利益は同29.6%増の218億6000万円を計画。クラフトの買収効果は織り込んでおらず、買収完了後に業績予想を修正する見込み。
■前場の注目材料
・為替相場は円安・ドル高(143.40-50)
・米原油先物相場は上昇(63.37、+0.52)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・トヨタ自<7203>ダイハツ工業、再スタートの第一歩、3年ぶり新型車
・キオクシアHD<285A>記憶容量ベースで生産倍増、AI需要深耕
・日本郵政<6178>日本郵便、事業許可取り消しへ、国交省通知、法定点呼実施せず
・兼松<8020>DX加速、技術革新を創出、グループ基幹システム刷新へ新会社
・日産自<7201>中国でEVセダン「N7」好評、1カ月で1万7215台受注
・マツダ<7261>上級SUVとEV混流生産、山口・防府市で27年
・ニフコ<7988>圧力開放弁の標準品量産、リチウム電池パック爆発防ぐ
・ソディック<6143>総菜など真空冷却、全自動装置開発、内部から均一・急速
・安川電機<6506>社長・小川昌寛氏、エッジ側から需要創出
・中西製作所<5941>装置、過熱水蒸気で食品殺菌、初発菌数を大幅低減
・TOPPANHD<7911>クレカ製造・発行のタイ企業買収
・さくら<3778>JERAと、東京湾火力にDC設置、電力直接供給・空調に冷熱
・三井化学<4183>欧ディスペリクスと、ARグラス用光導波路開発で協業
・サッポロHD<2501>ビール4社、自動運転トラック実証、「レベル2」で幹線輸送
・NXHD<9147>ベルギーに物流施設、欧の医薬品拠点を強化
・兼松<8020>三菱地所などと、「空飛ぶクルマ」都内で運航実証
・NEC<6701>頭頸部がんワクチン、第1相臨床で「良好」、仏トランスジーンと確認
・不二精機<6400>米飯装置を9月発売、おにぎり5個30秒で供給
・日立建機<6305>油圧ショベル自動化、清水建設などと実証
・鹿島<1812>海上作業を効率化、桟橋など上部工をフルプレキャストに
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 4月家計支出(予想:前年比+1.4%、3月:+2.1%)
<海外>
・特になし <ST>
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