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オープンG Research Memo(5):導入企業数が拡大し、ストック収入が順調に積み上がった
配信日時:2025/05/21 11:05
配信元:FISCO
*11:05JST オープンG Research Memo(5):導入企業数が拡大し、ストック収入が順調に積み上がった
■オープングループ<6572>の業績動向
2. 事業セグメント別動向
(1) インテリジェントオートメーション事業
インテリジェントオートメーション事業の売上高は前期比13.2%増の4,771百万円、セグメント利益は同87.5%増の509百万円と増収増益となった。「BizRobo!」及び「RoboRobo」の導入企業数が順調に拡大したことにより、安定的な収益基盤となるストック収入が積み上がった。増収効果により固定費の比率が低下し、セグメント利益率は同4.3ポイント改善した。
2025年2月期末の導入企業数は、「BizRobo!」が前期末比8.3%増の3,072社、「RoboRobo」もコンプライアンスチェックサービスの導入が好調に推移した結果、同44.3%増の932社と拡大した。第4四半期のストック収入は、「BizRobo!」が前年同期比10.0%増、前四半期比1.7%増の816百万円、「RoboRobo」が前年同期比49.5%増、前四半期比3.3%増の157百万円とそれぞれ積み上がった。
(2) アドオートメーション事業
アドオートメーション事業の売上高は前期比7.4%減の1,491百万円と減収ながら、セグメント利益は同6.3%増の557百万円と増益で着地した。減収の主な原因は、これまで業績のボラティリティを高めていたキャンペーン案件及びレベニューシェア案件を整理したことにある。一方で、主力プロダクト「PRESCO」の取扱高拡大及び顧客からの手数料率の改定が功を奏し、セグメント利益率は同4.9ポイント改善して営業増益を確保した。
「PRESCO」の2025年2月期通期取扱高は前期比13.8%増の13,691百万円と順調に成長している。事業整理が短期的に減収影響をもたらしたものの、利益面では改善が見られ、一定のシェアを獲得後には手数料率の見直しを行い、利益率の向上を実現する戦略が進展していると評価される。
3. 財務状況と財務指標
2025年2月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比723百万円増加し、19,967百万円となった。そのうち、流動資産は同1,205百万円増加の15,577百万円となった。主な要因は、現金及び預金が同1,006百万円減少した一方で、預け金が同1,779百万円増加したことである。固定資産は同481百万円減少の4,389百万円となった。これは主に投資有価証券が1,481百万円減少したことによる。
負債合計は前期末比408百万円増加し、7,984百万円となった。うち流動負債は同152百円増加の5,978百万円であり、主な要因は契約負債が同245百万円、買掛金が同146百万円増加したことである。固定負債は同256百万円増加の2,005百万円であり、長期借入金が同167百万円、社債が同106百万円増加したことが主因である。
純資産は親会社株主に帰属する当期純利益の計上により、前期末比314百万円増加の11,982百万円となった。自己資本比率は60.0%と高い水準を維持しており、財務基盤の強固さが窺える。また、ネットキャッシュは6,231百万円となり、流動性に関しても十分な余裕が確保されている。同社はM&Aを含む将来の投資機会への迅速な対応能力を強化すると同時に、外部環境の変化にも柔軟に対応することができる体制を構築していると考えられる。
4. キャッシュ・フロー
2025年2月期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは主要ビジネスの利益創出などにより341百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは主に投資有価証券の売却により371百万円の収入となり、営業活動と投資活動を合算して算出されるフリー・キャッシュ・フローは712百万円の収入となっており、十分な資金余力を確保している。財務活動によるキャッシュ・フローは長期借入などにより66百万円の収入となった。現金及び現金同等物の期末残高は前期末比779百万円増加し、12,296百万円と積み上がった。健全な資金管理がなされており、今後の投資機会や財務戦略の柔軟性を強化するための堅実な基盤が整えられていると言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林拓馬)
<HN>
2. 事業セグメント別動向
(1) インテリジェントオートメーション事業
インテリジェントオートメーション事業の売上高は前期比13.2%増の4,771百万円、セグメント利益は同87.5%増の509百万円と増収増益となった。「BizRobo!」及び「RoboRobo」の導入企業数が順調に拡大したことにより、安定的な収益基盤となるストック収入が積み上がった。増収効果により固定費の比率が低下し、セグメント利益率は同4.3ポイント改善した。
2025年2月期末の導入企業数は、「BizRobo!」が前期末比8.3%増の3,072社、「RoboRobo」もコンプライアンスチェックサービスの導入が好調に推移した結果、同44.3%増の932社と拡大した。第4四半期のストック収入は、「BizRobo!」が前年同期比10.0%増、前四半期比1.7%増の816百万円、「RoboRobo」が前年同期比49.5%増、前四半期比3.3%増の157百万円とそれぞれ積み上がった。
(2) アドオートメーション事業
アドオートメーション事業の売上高は前期比7.4%減の1,491百万円と減収ながら、セグメント利益は同6.3%増の557百万円と増益で着地した。減収の主な原因は、これまで業績のボラティリティを高めていたキャンペーン案件及びレベニューシェア案件を整理したことにある。一方で、主力プロダクト「PRESCO」の取扱高拡大及び顧客からの手数料率の改定が功を奏し、セグメント利益率は同4.9ポイント改善して営業増益を確保した。
「PRESCO」の2025年2月期通期取扱高は前期比13.8%増の13,691百万円と順調に成長している。事業整理が短期的に減収影響をもたらしたものの、利益面では改善が見られ、一定のシェアを獲得後には手数料率の見直しを行い、利益率の向上を実現する戦略が進展していると評価される。
3. 財務状況と財務指標
2025年2月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比723百万円増加し、19,967百万円となった。そのうち、流動資産は同1,205百万円増加の15,577百万円となった。主な要因は、現金及び預金が同1,006百万円減少した一方で、預け金が同1,779百万円増加したことである。固定資産は同481百万円減少の4,389百万円となった。これは主に投資有価証券が1,481百万円減少したことによる。
負債合計は前期末比408百万円増加し、7,984百万円となった。うち流動負債は同152百円増加の5,978百万円であり、主な要因は契約負債が同245百万円、買掛金が同146百万円増加したことである。固定負債は同256百万円増加の2,005百万円であり、長期借入金が同167百万円、社債が同106百万円増加したことが主因である。
純資産は親会社株主に帰属する当期純利益の計上により、前期末比314百万円増加の11,982百万円となった。自己資本比率は60.0%と高い水準を維持しており、財務基盤の強固さが窺える。また、ネットキャッシュは6,231百万円となり、流動性に関しても十分な余裕が確保されている。同社はM&Aを含む将来の投資機会への迅速な対応能力を強化すると同時に、外部環境の変化にも柔軟に対応することができる体制を構築していると考えられる。
4. キャッシュ・フロー
2025年2月期のキャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは主要ビジネスの利益創出などにより341百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは主に投資有価証券の売却により371百万円の収入となり、営業活動と投資活動を合算して算出されるフリー・キャッシュ・フローは712百万円の収入となっており、十分な資金余力を確保している。財務活動によるキャッシュ・フローは長期借入などにより66百万円の収入となった。現金及び現金同等物の期末残高は前期末比779百万円増加し、12,296百万円と積み上がった。健全な資金管理がなされており、今後の投資機会や財務戦略の柔軟性を強化するための堅実な基盤が整えられていると言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林拓馬)
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